ホロスコープの読み方は?押さえておきたい4つのポイントを解説!

ホロスコープの読み方は?押さえておきたい4つのポイントを解説!

記事作成日:2025.04.09

ホロスコープを読むのは難しそう…そんな風に感じる方は多いかもしれません。
でも、実は「どこを見ればいいのか」を押さえれば、意外とスムーズに読み解けるようになります。

ホロスコープは、天体・星座・ハウス・アスペクトという4つのポイントを軸に考えるのが基本。この組み合わせをひも解いていくと、その人の性格や運勢、人生のテーマが見えてくるのです。

そこで本記事では、ホロスコープを読むために必要なポイントについてわかりやすく解説していきます。
ホロスコープをもっと深く知りたい人や、自分で読めるようになりたい人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

目次

ホロスコープは4つのポイントを押さえよう

ホロスコープを読み解くためには、まず「天体」「星座」「ハウス」「アスペクト」という4つのポイントを押さえることが大切です。
それぞれの要素が組み合わさることで、個々の性格や運勢、人生のテーマが見えてきます。

天体はその人の性質や行動パターンを示し、星座は天体がどのような性格を持つかを決定します。例えば、同じ太陽でも、牡羊座にある場合と魚座にある場合では、エネルギーの発揮の仕方が異なります。

ハウスは天体がどの分野に影響を与えるのかを示し、同じ天体でもハウスが違えば注目するテーマが変わります。
そして、アスペクトは天体同士の関係性を表し、調和的なものか、葛藤を生むものかによって、その影響の現れ方が変わってきます。

これら4つの要素を総合的に見ることで、より深いホロスコープの解釈が可能になります。

ホロスコープにおける天体の役割とは?

ホロスコープを読み解く際に、まず注目すべきなのが「天体」です。天体は、その人の性格や行動のパターン、人生におけるテーマを示す重要な要素です。

ホロスコープでは、主に太陽系の10天体(太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星)を用います。
それぞれの天体が持つ意味を理解することで、その人の本質や才能、課題が見えてきますよ。

2-1個人の核となる太陽・月

太陽は「自己」の象徴であり、その人がどのように輝き、人生を歩んでいくのかを示します。
一般的に「○○座生まれ」と言うときの星座は、この太陽星座を指しています。
例えば、太陽が獅子座にある人は自信と創造性を大切にし、自己表現を通じて輝くことを目指します。

一方、月は「感情」や「無意識の欲求」を表し、安心できる環境や内面的な性質を表します。
月が蟹座にある場合、家庭的で感受性が強く、親しい人とのつながりを大切にする傾向があります。

太陽が表向きの性格を示すのに対し、月は心の奥深くにある本音を表すため、両方を合わせて見ることが大切です。

2-2個性や思考を司る水星・金星・火星

水星は「知性」と「コミュニケーション」を象徴し、どのように考え、情報を処理するのかを示します。例えば、水星が双子座にある人は好奇心旺盛で、言葉を巧みに操る才能を持っています。

金星は「愛情」や「美意識」を表し、人間関係や楽しみをどのように求めるのかを示します。金星が天秤座にある人は、バランスの取れた関係を求め、洗練された美的感覚を持つことが多いでしょう。

火星は「行動力」や「情熱」を象徴し、エネルギーの使い方や目標に向かう姿勢を示します。よって、火星が牡羊座にある人は直感的に行動し、積極的に物事に取り組む性質を持ちます。

2-3人生の発展や試練をもたらす木星・土星

木星は「拡大」や「発展」を司り、人生における幸運のポイントを表します。木星が射手座にある場合、自由な学びや冒険を通じて成長しやすい傾向があります。

対照的に、土星は「制限」や「試練」を表し、努力すべき課題を与える天体です。土星が山羊座にある人は、責任感が強く、コツコツと努力を重ねて成功をつかむ資質を持っています。

2-4時代や価値観に影響を与える天王星・海王星・冥王星

天王星は「革新」や「変革」を象徴し、独創性や自由な発想を示します。天王星が水瓶座にある世代は、テクノロジーや個性を重視する価値観を持つことが多いでしょう。

海王星は「夢」や「直感」を司り、芸術的感性やスピリチュアルな傾向を表します。海王星が魚座にある人は、豊かな想像力を持ち、目に見えない世界に惹かれやすい傾向があります。

冥王星は「破壊と再生」を象徴し、深い変容をもたらします。冥王星が蠍座にある世代は、物事を根本から変える力を持ち、情熱的で強い意志を秘めていることが多いでしょう。

ホロスコープにおける星座の役割とは?

ホロスコープを読み解くうえで欠かせないのが「星座」です。星座は、天体がどのような性質を持ち、どのようにエネルギーを発揮するのかを決定します。

12の星座にはそれぞれ独自のテーマがあり、天体と組み合わさることで、その人の個性や行動パターンが形づくられます。
星座の特徴を理解することで、より深いホロスコープの解釈が可能です。

3-1火・地・風・水の4つのエレメント

12星座は、火・地・風・水の4つのエレメントに分類され、それぞれ異なる性質を持ちます。

● 火の星座(牡羊座・獅子座・射手座)
● 地の星座(牡牛座・乙女座・山羊座)
● 風の星座(双子座・天秤座・水瓶座)
● 水の星座(蟹座・蠍座・魚座)

火の星座は情熱的で直感的なエネルギーを持ち、地の星座は現実的で安定感があります。
また、風の星座は知的でコミュニケーション能力が高いのが特徴です。そして水の星座は感受性が強く、直感的に物事を捉える傾向があります。

これらのエレメントの違いが、その人の性格や考え方に大きな影響を与えると考えられています。

3-2活動・固定・柔軟の3つのモード

星座は「活動宮」「固定宮」「柔軟宮」という3つのモードにも分類されます。

● 活動宮(牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座)
● 固定宮(牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座)
● 柔軟宮(双子座・乙女座・射手座・魚座)

活動宮は、新しい物事を始める力を持つリーダータイプです。固定宮は、安定したエネルギーを持ち、物事を持続させる力があります。
そして、柔軟宮は状況に適応しやすく、変化を受け入れる柔軟性を備えています。

この分類を知ることで、星座の性質をより深く理解できるでしょう。

3-312星座の特徴と役割

星座ごとの性質を知ることで、天体の影響がどのように現れるかを読み解きやすくなります。
以下に、それぞれの星座の基本的な特徴をご紹介しましょう。

星座 期間 特徴
牡羊座 3/21〜4/19 エネルギッシュで行動力があり、物事を先導する力を持つ。
牡牛座 4/20〜5/20 忍耐強く、安定を求める。五感が鋭く、物質的な豊かさを重視する。
双子座 5/21〜6/21 知的好奇心が旺盛で、柔軟な思考を持つ。コミュニケーション能力が高い。
蟹座 6/22〜7/22 感受性が強く、家族や身近な人を大切にする。保護的な性質を持つ。
獅子座 7/23〜8/22 自己表現が得意で、リーダーシップを発揮する。華やかで創造的なエネルギーを持つ。
乙女座 8/23〜9/22 分析力があり、細かい部分に気を配る。実務的で計画的な性質を持つ。
天秤座 9/23〜10/23 バランス感覚に優れ、調和を大切にする。社交的で洗練された魅力を持つ。
蠍座 10/24〜1/22 深い洞察力と集中力を持つ。物事の本質を追求し、強い意志を持つ。
射手座 11/23〜2/21 自由を愛し、冒険心が旺盛。哲学的な思考を持ち、視野が広い。
山羊座 12/22〜1/19 現実的で責任感が強い。目標に向かって努力し、着実に成功を積み重ねる。
水瓶座 1/20〜2/18 独創的で、既成概念にとらわれない発想をする。革新的で自由な精神を持つ。
魚座 2/19〜3/20 感受性が豊かで、直感力に優れる。共感力が高く、目に見えないものを大切にする。

これらの星座が天体と組み合わさることで、その人の性格や行動の傾向がより具体的になります。

例えば、火星が牡羊座にある場合はエネルギッシュで行動的ですが、魚座にある場合は優しさを持った行動をする傾向があります。
このように、星座の性質を理解することでホロスコープの解釈がより深まるでしょう。

ホロスコープにおけるハウスの役割とは?

ホロスコープを読み解くうえで、「ハウス」は特に重要な要素のひとつです。
天体が「どんな影響を与えるか」は星座によって決まり、その天体の影響が「どの分野で発揮されるのか」を示すのがハウスの役割です。

ホロスコープは円形のチャートになっており、これが12のハウスに分かれています。
それぞれのハウスは人生の異なる領域を司り、どのハウスに天体が位置するかによって、その人がどのような分野で影響を受けるのかを知ることができます。

4-1ハウスの基本的な構造と見方

ハウスは、1ハウスから12ハウスまでの12の区分に分かれ、時計回りに進んでいきます。

各ハウスにはテーマがあり、例えば1ハウスは「自分自身」、7ハウスは「対人関係」、10ハウスは「仕事や社会的地位」など、それぞれの領域を象徴しています。
一般的に、天体が多く集まるハウスほどその人にとって重要なテーマを示しています。

4-212ハウスのテーマと役割

ハウスは、大きく4つのグループに分けることができます。

● 個人の成長に関わるハウス:1〜3ハウス
● 社会との関わりを示すハウス:4〜6ハウス
● 人間関係やパートナーシップを示すハウス:7〜9ハウス
● 社会的な成功や精神的な探求を示すハウス10〜12ハウス

各ハウスの意味を知ることで、天体がどの分野に影響を与えるのかが明確になります。
以下に、12ハウスの基本的な意味をご紹介しましょう。

1 ハウス(自分自身・外見・アイデンティティ)

自己表現や第一印象に関わるハウス。ここに天体があると、自分らしさを強く打ち出す傾向があります。

2 ハウス(価値観・所有・金銭感覚)

お金や物質的な価値観、才能を表します。財運や収入の傾向を知るのに重要なハウスです。

3 ハウス(知性・コミュニケーション・学び)

思考や情報収集のスタイル、兄弟姉妹との関係を示します。話し方や知的好奇心にも影響を与えます。

4 ハウス(家庭・ルーツ・安心できる場所)

家族や住環境、心の拠り所を表します。居心地の良い環境を作る力と関係があります。

5 ハウス(創造性・恋愛・楽しみ)

趣味や自己表現、恋愛のスタイルを示します。人生を楽しむ力や創造性と関わるハウスです。

6 ハウス(仕事・健康・日常生活)

働き方や健康管理、日々のルーティンを表します。職場環境や体調管理の傾向を示すことが多いです。

7 ハウス(パートナーシップ・結婚・対人関係)

他者との関わり方や、結婚の傾向を示します。ここに天体があると、対人関係が人生のテーマになることが多いです。

8 ハウス(深い結びつき・遺産・変容)

他者との深い絆や、精神的・経済的な共有を表します。遺産や保険、変容のプロセスと関わります。

9 ハウス(学問・海外・精神的探求)

広い視野での学びや、異文化との関わりを示します。哲学や宗教、精神的な成長とも関係が深いです。

10 ハウス(仕事・社会的地位・目標)

キャリアや社会的な立場を象徴するハウス。成功を目指す姿勢や、仕事への取り組み方に影響を与えます。

11 ハウス(友人・未来・コミュニティ)

人とのつながりや、理想とする未来を示します。団体活動や社会貢献にも関係があります。

12 ハウス(潜在意識・精神性・隠れた領域)

無意識や直感、目に見えないものを象徴します。スピリチュアルな要素や孤独と向き合う力にも関わるハウスです。

このように、ハウスは天体の影響がどの分野に現れるのかを示し、人生におけるテーマを読み解く鍵になります。
ホロスコープを深く理解するには、ハウスの意味を押さえたうえで、天体や星座と組み合わせて考えることが大切です。

ホロスコープにおけるアスペクトの役割とは?

ホロスコープを読み解く際に重要なのが「アスペクト」です。
アスペクトとは、ホロスコープ内で天体同士が特定の角度を形成することを指し、それによってエネルギーの調和や葛藤が生まれます。

同じ天体でもアスペクトによってその影響の出方が大きく変わるため、ホロスコープの解釈において欠かせない要素です。

5-1アスペクトの基本的な考え方

アスペクトは、天体同士がどのように影響し合うかを示します。
ホロスコープの中で2つ以上の天体が特定の角度を持つと、互いにエネルギーを交換し、個人の性格や運命に影響を与えます。

例えば、太陽と月が調和したアスペクトを持つ場合は自己表現がスムーズになり、逆に葛藤を示すアスペクトを持つと、内面での葛藤が生じやすくなることがあります。

調和的なアスペクトが多い場合はスムーズに才能を発揮しやすく、逆に葛藤を示すアスペクトが多い場合は、試練を乗り越えることで大きな成長を遂げることができます。

ホロスコープを読み解く際は、単に天体や星座、ハウスを見るだけでなく、それらの関係性を示すアスペクトにも注目することで、より深い解釈ができるようになるでしょう。

アスペクトにはさまざまな種類がありますが、特に重要なのは以下の5つの主要アスペクトです。

コンジャンクション(0度)

2つの天体がほぼ同じ位置にある状態で、お互いの性質が融合します。強い個性を形成することもあれば、片方の天体の影響が際立つ場合もあります。

例えば、太陽と水星がコンジャンクションしていると知的活動が活発になり、コミュニケーション能力が強化されることがあります。

セクスタイル(60度)

天体同士がスムーズに協力し合い、才能やチャンスを生み出します。努力次第で開花する可能性があるアスペクトです。
例えば、金星と木星のセクスタイルは豊かな人間関係や芸術的な才能を表しています。

スクエア(90度)

天体同士が緊張関係にあり、衝突や試練をもたらします。しかし、その分成長のチャンスにもなります。
例えば、火星と土星のスクエアはエネルギーの使い方に葛藤があり、行動する際に制約を感じることがあります。

トライン(120度)

天体同士がスムーズにエネルギーを交換し、才能や物事の進展を後押しします。努力しなくても得意分野が自然に発揮されることが多いアスペクトです。
例えば、太陽と木星のトラインは、楽観的で幸運を引き寄せやすい性質を示しています。

オポジション(180度)

天体が正反対に位置し、対立や迷いを生みやすいですが、バランスを取ることで大きな成長につながります。
例えば、月と土星のオポジションは感情を抑えがちで、他者との距離感に課題を持つことが多いです。

ホロスコープを読みとく手順

ホロスコープを読む際は、全体の流れを意識しながら、段階的に解釈していくことが大切です。
まず、ホロスコープ全体を俯瞰し、天体の偏りや特徴的な配置を確認しましょう。

次に、太陽と月の星座を見て、その人の基本的な性格や内面の傾向を把握します。その後、水星・金星・火星の配置を見て、思考やコミュニケーション、愛情の傾向を読み解きます。

さらに、木星や土星が示す成長や課題、天王星・海王星・冥王星が象徴する世代的な影響を考慮し、どのハウスに天体が位置しているかを確認します。
最後にアスペクトを分析し、天体同士の関係性から人生のテーマやバランスを見ていきます。

これらを総合的に組み合わせることで、ホロスコープの深い意味を読み取ることができますよ。

ホロスコープをもっと深く読むなら資格取得がおすすめ

ホロスコープを独学で学ぶのもよいですが、より専門的に深く理解したい場合は、資格取得を目指すのも一つの方法です。
資格を取得することで、体系的な知識を身につけられるだけでなく、占星術のスキルを証明できるため、プロとして活動する際にも役立つでしょう。

今回は、初心者の方にもおすすめの資格を2つご紹介します。



日本占い師協会の「西洋占星術士資格」は、惑星の動きやアスペクト、ハウス、サインの意味などを深く学び、ホロスコープを用いた本格的な鑑定スキルを身につけます。
資格取得後は占星術コンサルタントとして活動できるほか、セミナーやワークショップを通じて知識を広めることも可能です。

また、日本メディカル心理セラピー協会の「ホロスコープ鑑定士資格」は、ホロスコープの作成から分析までの技術を磨くことができる資格です。
西洋占星術の基礎知識に加え、古代からの星座占いや惑星の影響など、幅広い内容を学べます。
資格取得後は、自宅やオンライン、カルチャースクールなどで鑑定や講師活動ができるため、占星術を仕事にしたい方にもおすすめです。

どちらの資格も、ホロスコープをより深く読み解くための実践的な知識が身につくため、学びをさらに深めたい方にぴったりでしょう。

まとめ

今回は、ホロスコープの読み解き方について解説しました。

ホロスコープを読むには、天体・星座・ハウス・アスペクトの4つのポイントを押さえることが大切です。
天体は「どんなエネルギーを持つか」、星座は「どのように発揮されるか」、ハウスは「どの分野で影響を与えるか」、アスペクトは「天体同士がどう関係し合うか」を示します。
これらを組み合わせることで、性格や運勢、人生のテーマが浮かび上がってくるのです。

最初は難しく感じるかもしれませんが、一つひとつ理解していけば、だんだんホロスコープが読めるようになります。
今回の記事を参考に、自分や身近な人のホロスコープをじっくり見て、占星術の世界を楽しんでみてくださいね。

日本メディカル心理セラピー協会編集部
心理カウンセラーやカラーセラピーやカウンセリング、整体、リンパケアセラピスト、占い等多岐に渡る資格を認定する日本メディカル心理セラピー協会編集部が運営するコラムです。仕事やプライベートでも役立つ資格が取得できます。ライフスタイルに合わせて柔軟に学べる点が魅力です。
日本メディカル心理セラピー協会
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