ホロスコープのハウスとは?12ハウスの意味や読み方を徹底解説

ホロスコープのハウスとは?12ハウスの意味や読み方を徹底解説

記事作成日:2025.04.09

ホロスコープを読むと、「自分ってこんな一面もあるんだ!」と新たな発見があったり、「今の運気ってこういう流れなんだ」と気づくことができます。

しかし、星座や惑星の意味を知っても、いざホロスコープを前にすると「どう読めばいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
実は、ホロスコープを読み解くうえで大切なのが「ハウス」という考え方です。ハウスを理解すると、運勢や性格がより具体的に見えてきます。

そこでこの記事では、ホロスコープのハウスの基本からハウス別の読み解き方、天体の位置による傾向までを分かりやすく解説。
ホロスコープをもっと楽しみたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

ホロスコープのハウスとは?

ホロスコープを読み解くうえで欠かせないのが「ハウス」という概念です。
ハウスとはホロスコープ上で円を12分割した領域のことで、それぞれが人生の異なる側面を象徴しています。
例えば、あるハウスは仕事やキャリアに関係し、別のハウスは家庭や人間関係に影響を与えています。

ホロスコープでは、黄道12星座(サイン)と10の天体が描かれますが、これらがどのハウスに配置されるかによって、個人の性格や運勢の傾向がより具体的に分かります。
同じ星座の太陽を持つ人でも、ハウスの配置が違えば人生のテーマや重点が異なってくるため、ハウスは個人の運命をより詳細に分析する重要な要素となるのです。

ハウスの始まりとなる地点を「カスプ」と呼び、ホロスコープを作成する際には、生まれた時間と場所の情報が必要になります。
なぜなら、ハウスは天体や星座と異なり、地球上の観測地点から見た空の位置関係によって決まるためです。
よって、出生時間が分からない場合は正確なハウスの配置を出すことが難しくなります。

各ハウスは、基本的に1ハウスから12ハウスまでの順番で、人の成長や人生の流れが描かれていると考えるとイメージしやすいでしょう。
ホロスコープをより深く理解するためにも、ハウスの概念を押さえておくことが大切です。

【ハウス別】ホロスコープの読み方を解説

2-11ハウス

1ハウスは「自己」のハウスと呼ばれ、個人の性格や第一印象、自己表現の仕方を示します。
ホロスコープの中では特に重要な領域のひとつで、アセンダント(ASC)と呼ばれる地点がこのハウスの起点になります。

アセンダントの星座や1ハウスにある天体は、その人がどのように周囲に見られ、どんな雰囲気を持っているかを表します。
例えば、火星が1ハウスにあればエネルギッシュで積極的な印象を与えるでしょう。

ここは「自分らしさ」を象徴するため、1ハウスを理解することで、自分の本質や生き方の方向性を深く知る手がかりになります。

2-22ハウス

2ハウスは「所有」や「価値観」を示すハウスで、財産や収入、物質的な豊かさに関係します。
お金の稼ぎ方や使い方だけでなく、精神的な価値観や自己評価にも影響を与えます。

例えば、金星が2ハウスにあると、美的感覚を活かした仕事や贅沢な暮らしに縁があるかもしれません。
一方、土星がある場合は慎重な金銭管理をしながら、コツコツと財産を築く傾向が強まります。

単にお金が多いか少ないかを表すのではなく、「自分にとって何が価値あるものか」を考えるきっかけとなるハウスです。

2-33ハウス

3ハウスは「コミュニケーション」と「学び」を司るハウスで、話し方や情報の受け取り方、思考パターンを表します。
また、兄弟姉妹や近所付き合い、短距離移動など日常的な関係性にも関わります。

例えば、水星が3ハウスにあると知的好奇心が強く、会話や文章を書くことが得意な傾向があります。
また、海王星があると話が抽象的になりやすかったり、直感的な発想が得意だったりすることも。

3ハウスを見ると、どのように情報を処理して周囲と関わるかが分かるため、コミュニケーションの特徴を探るヒントになるでしょう。

2-44ハウス

4ハウスは「家庭」や「ルーツ」に関係し、心のよりどころや育った環境を示すハウスです。
家族との関係や安心できる居場所、自分にとっての「ホーム」のあり方が分かります。

例えば、月が4ハウスにある場合は家庭への愛着が強く、家にいることが精神的な安定につながるかもしれません。
太陽があれば、家庭環境が人生において重要なテーマとなる可能性があります。

また、4ハウスは晩年の過ごし方にも関連しているため、ここを読み解くことで将来的な居場所のイメージもつかめるでしょう。

2-55ハウス

5ハウスは「創造性」と「楽しみ」のハウスで、趣味や恋愛、自己表現の仕方を表します。
芸術や娯楽に関することはもちろん、子どもとの関係や人生を楽しむスタイルにも関係します。

例えば、金星があると恋愛を楽しむことに積極的になり、美的センスを活かした趣味に才能を発揮するかもしれません。
火星があれば情熱的な恋愛を好み、積極的に自分を表現するタイプに。

人生を楽しむポイントを知るうえで、5ハウスはとても大切なヒントを与えてくれるでしょう。

2-66ハウス

6ハウスは「仕事」と「健康」を司るハウスで、日々の生活習慣や働き方、自己管理能力に関係します。

ここに土星があると責任感が強く、コツコツと努力を積み重ねるタイプになりますが、ストレスをためやすい傾向も。
一方、木星があれば仕事に恵まれ、健康面でもタフな体質になりやすいかもしれません。

また、ペットや奉仕活動にも関係するため、人のために尽くすことにやりがいを感じる傾向があるかどうかも、このハウスから読み取ることができます。

2-77ハウス

7ハウスは「対人関係」と「パートナーシップ」を象徴し、結婚やビジネスのパートナー、対人関係全般に影響を与えるハウスです。

ここに金星があると、対人関係が円滑で、恋愛や結婚に恵まれる傾向があります。一方、火星があると刺激的な関係を好むか、対人関係において競争心が強くなるかもしれません。

どのような人と関わり、どのようにパートナーシップを築くかを知るうえで、7ハウスの影響はとても重要だと言えるでしょう。

2-88ハウス

8ハウスは「深い結びつき」と「変容」を司るハウスで、遺産や共有財産、精神的なつながり、死と再生のテーマに関わります。

ここに冥王星があると、人生の中で大きな変容を経験しやすく、深い精神的成長を遂げることがあるかもしれません。
金星があれば、パートナーや他者からの経済的なサポートを受けやすい傾向にあります。

また、スピリチュアルな探求や心理学への関心とも関係があるため、表面的な付き合いよりも深い関係性を求める傾向があるかどうかを示すポイントにもなりますよ。

2-99ハウス

9ハウスは「探求」と「成長」を象徴し、哲学や宗教、高等教育、海外との関わりに影響を与えるハウスです。

9ハウスに木星があると、学びや旅行を通じて大きく成長し、幸運に恵まれることが多いでしょう。
火星がある場合は、新しい知識を求めて積極的に行動し、海外や異文化との関わりが強くなるかもしれません。

精神的な成長や人生のビジョンを広げることがテーマとなるため、9ハウスを読み解くことで「どんな世界観を持ち、何を追求していくのか」のヒントを得ることができます。

2-1010ハウス

10ハウスは「社会的地位」と「キャリア」に関係するハウスで、仕事の方向性や成功の仕方を示します。

ここに太陽があると、社会的に注目されるような仕事に就きやすく、木星があればキャリア面での幸運が期待できます。
土星がある場合は、努力を重ねて確実に地位を築く傾向があり、責任のあるポジションに就く可能性も。

10ハウスは人生の到達点や使命を示すため、「どんな形で社会に貢献するのか」「どのように成功を目指すのか」を知る重要なポイントとなるでしょう。

2-1111ハウス

11ハウスは「人間関係」と「未来のビジョン」に関わるハウスで、友人やグループ活動、理想の実現に影響を与えます。

11ハウスに天王星があると、個性的な友人に恵まれたり、未来志向の考え方を持つことが多いでしょう。
金星がある場合は、友人関係がスムーズで、社交的な活動を楽しむ傾向があります。
一方、土星があると友人が少数精鋭になりやすく、長く信頼できる人との関係を築くことが特徴です。

11ハウスにどんな天体があるかを読むことで「どんな仲間と関わり、どんな未来を描くのか」が見えてくるでしょう。

2-1212ハウス

12ハウスは「無意識」と「スピリチュアルな領域」を象徴し、見えない世界や潜在意識、隠れた才能に関係するハウスです。

ここに月があると感受性が強く、直感が鋭いタイプになることがあります。海王星がある場合は、夢や芸術、精神世界への関心が高まり、独自の世界観を持つ傾向が強まるでしょう。

一方で、このハウスは孤独や秘密、精神的な浄化とも関係があり、何かを手放したり、内省する時間が必要になることもあります。
また、12ハウスは「魂の学び」を示す場所とも言われ、人生の深いテーマを探るカギとなります。

ホロスコープのハウスの位置からわかること

3-1下半球|1~6ハウス

ホロスコープの下半球(1~6ハウス)に天体が多く配置されている人は、自己探求や内面的な成長を重視する傾向があります。
自分の人生を自分自身の力で築いていくタイプであり、外の世界よりもまずは自分の内側を整えることが大切です。

1ハウスから3ハウスは自己表現やコミュニケーション、思考のスタイルを表し、自分がどのような存在であり、どのように周囲と関わるのかがテーマとなります。

一方、4ハウスから6ハウスは家庭、仕事、健康など、日常生活に密接に関わる分野を示します。ここに天体が多い人は、安定した生活の基盤を築くことが人生の大きなテーマとなるでしょう。
特に、6ハウスに天体が多い場合は、仕事や健康管理に対する意識が高まり、努力を積み重ねることで成長していくタイプとなります。

下半球に天体が集中している人は、まず自分の内側を充実させることで、後に社会との関わりがスムーズになる傾向があります。
そのため、自分のペースで成長を遂げることが大切であり、焦らずに自己理解を深めていくことが成功の鍵となるでしょう。

3-2上半球|7~12ハウス

ホロスコープの上半球(7~12ハウス)に天体が多く配置されている場合、社会とのつながりや対人関係を重視する人生を歩むことが多くなります。
自分の世界だけにとどまらず、他者との関係を通じて成長し、影響力を持つことがテーマとなるでしょう。

7ハウスから9ハウスはパートナーシップや精神的な成長を示し、個人の枠を超えた関係性を築くことが大きな学びとなります。
例えば、7ハウスに天体が多い人は人間関係が重要なテーマになり、結婚やビジネスパートナーとの関係が人生の方向性に大きな影響を与えることがあります。

10ハウスから12ハウスは社会的な立場や使命感、精神世界とのつながりを示し、ここに天体が多い場合は、社会に貢献することや自己実現を果たすことに強い関心を持つでしょう。
特に、10ハウスに多くの天体があるとキャリアや社会的地位を重視し、大きな成功を目指す傾向があります。

上半球に天体が多い人は他者や社会と関わることで運が開けるため、人脈を広げたり、チームでの活動を大切にすることで、人生のチャンスをつかみやすくなりますよ。

3-3左半球|10~3ハウス

ホロスコープの左半球(10~3ハウス)に天体が多く集まっている人は、自立心が強く、自分の力で人生を切り開いていくタイプです。
主体性があるため、自らの意志で行動し、自分の目標に向かって努力を重ねる傾向があります。

10ハウスから12ハウスは社会的な成功や使命感を示し、仕事やキャリアに強い関心を持ちます。
特に10ハウスに多くの天体がある場合、仕事に対する意欲が高く、地位や権威を築くことが人生の大きな目標となることもあります。

また、1ハウスから3ハウスにかけては自己表現やコミュニケーション能力が問われる分野であり、個人のアイデンティティを確立することが重要になります。

左半球に天体が多い人は、他人に頼るよりも自分自身の努力によって道を切り開くことに重きを置くため、リーダーシップを発揮しやすい傾向があります。
しかし、時には他者の意見を受け入れることも必要です。他者との協力を意識することで、さらに成長できるでしょう。
自分の能力を信じ、目標に向かって着実に行動することが、人生を豊かにする鍵となります。

3-4右半球|4~9ハウス

ホロスコープの右半球(4~9ハウス)に天体が多く配置されている人は、他者との関わりを通じて成長する傾向があります。
自分の意志や力だけで道を切り開くのではなく、環境や人との関係によって人生が大きく左右されることが多いでしょう。

4ハウスから6ハウスは家庭や日常生活、仕事の基盤を築くことに関係し、身近な環境や人間関係が人生の軸となります。
特に、4ハウスに天体が多い人は家庭や家族との関係が重要なテーマになり、安心できる居場所を持つことが精神的な安定につながります。

一方、7ハウスから9ハウスはパートナーシップや精神的な成長に関係し、他者との関わりを通じて価値観を広げていくことが求められるでしょう。

右半球に天体が多い人は、他者の意見を尊重し、協力しながら物事を進めることで成功をつかみやすくなります。
自己主張よりも周囲との調和を大切にしながら、自分の可能性を広げることが人生の大きな課題となるでしょう。

人との縁を大切にし、学びの姿勢を持ち続けることがより良い未来を築くためのポイントになりますよ。

ホロスコープをもっと深く学ぶなら資格取得がおすすめ

ホロスコープの基本を知ると、さらに深く読み解きたくなるものです。
惑星やハウスの意味が分かるようになると、単なる「占い」ではなく、人生の流れや本質を見つめるツールとして活用できるようになるでしょう。

そんな占星術のスキルを確かなものにしたいなら、資格を取るのもひとつの手。資格を通じて体系的に学ぶことで、知識が整理され、より実践的に使いこなせるようになります。

ここでは、西洋占星術をしっかり学べる2つの資格をご紹介します。

4-1日本占い師協会「西洋占星術士資格認定試験」

ホロスコープを総合的に読み解く力を身につけたいなら、西洋占星術士資格がおすすめです。
西洋占星術士資格では、基礎知識はもちろん、惑星の動きやアスペクト、サイン、ハウスの意味を体系的に学ぶことができます。

資格取得後は、個人セッションで占星術コンサルタントとして活動したり、ワークショップを開催したりすることも可能。
プロを目指す方はもちろん、趣味として深く学びたい方にもぴったりです。

4-2日本メディカル心理セラピー協会「ホロスコープ鑑定士認定試験」

ホロスコープをより深く専門的に分析したいなら、ホロスコープ鑑定士資格がぴったりです。
ホロスコープ鑑定士資格では、出生時間や出生地を考慮したホロスコープの作成や、星座ごとの意味、古代の占星術知識など、より実践的な内容を学べます。

特に、ホロスコープの細かい要素までしっかり読み取れるスキルを身につけたい人に向いています。
資格取得後は、オンラインや対面での鑑定、講師活動など幅広い場面で活用できるため、占星術を仕事にしたい人にもおすすめです。

どちらも初心者から合格を目指せる資格なので、「ホロスコープを読めるようになりたい!」という方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

まとめ

今回は、ホロスコープのハウスについて解説しました。
ハウスを知ることで、星座や惑星だけでは見えにくかった「人生のどの部分に影響が出るのか」が分かり、より具体的にホロスコープを読み解くことができます。

また、ハウスの位置によって、自分の関心が内向きか外向きか、主体的か協調的かといった傾向も見えてきます。
ホロスコープを学び始めると、情報が多くて難しく感じることもありますが、少しずつ理解を深めることで、ぐっと面白さが増していきます。

ハウスを意識してホロスコープを読んでみると、新たな発見があるかもしれません。今回の記事を参考に、ぜひ日々の占いや自己理解に活かしてみてくださいね。

日本メディカル心理セラピー協会編集部
心理カウンセラーやカラーセラピーやカウンセリング、整体、リンパケアセラピスト、占い等多岐に渡る資格を認定する日本メディカル心理セラピー協会編集部が運営するコラムです。仕事やプライベートでも役立つ資格が取得できます。ライフスタイルに合わせて柔軟に学べる点が魅力です。
日本メディカル心理セラピー協会
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