私達の生活には音楽が溢れています。聴きたい音楽を聴きたいタイミングで流しますよね。
また、ドラマや映画では、作品の状況に近い曲が流れたりというように、音楽は適切な場面で適切なものを取り入れることにより私達の心を動かしています。
何故、その曲を聴こうと思うのでしょうか。何故、今でなくてはならないのでしょうか。 日常生活でそこに焦点を当てる事はほとんどないと思いますが、根拠に基づいた理由があるのです。
今回は、音楽の専門インストラクターである音楽療法インストラクターの資格内容と活躍場所を中心に述べさせて頂きます。
まずは、音楽療法インストラクターについて詳しく見ていきましょう。
あまり聞き馴染みのない音楽療法インストラクターですが、音楽に関する正しい知識を持ち、心身に障がいを抱えた方や不安のある方の力になれる立派なお仕事なのです。
音楽には役割と利用法があります。
簡単にご説明すると、音楽の役割は喜怒哀楽のコントロールを担い、利用法は専門職による指導に基づきます。
少し内容を掘り下げてご説明します。
私達には喜怒哀楽の感情があり、1日の中で変化を伴います。楽しい時には楽しい音楽を、悲しい時には悲しい音楽を聴くといったように状況に適した音楽を聴くのが心身にとって良いのです。
しかし、その曲を選ぶのは特別な知識がないと判定できません。依頼人の心情を正しく把握した上で、適切な音楽を提供し、より良いライフスタイルの構築をお手伝いするのが音楽療法インストラクターの仕事となります。
音楽療法インストラクターになる上で、音楽療法に関する知識は必要不可欠です。
音楽療法とは、音楽の理論・特質を把握した上でリラクゼーション効果を与えて心身状態の維持・改善を図ることを目的とした療法です。
起源は、第2次世界大戦後のアメリカで、戦時中に傷を追った人々とその関係者の心の傷を癒す為に使用されたとされています。それ以来、実用的な治療として世界各地で音楽療法を取り入れる動きが活発化しました。
音楽療法の効果には、主にリラクゼーション効果があります。そのほかにも、心身機能の維持・改善、疾病予防に対して有効な効果をもたらすと考えられています。
結論から言いますと可能です。特別な受験資格がないのと年に6回(偶数月)開かれている為、十分な準備期間を設けることもできます。
しかしながら、音楽療法と音楽関連事項に関する知識は幅広く、内容も膨大である為、効率よく勉強する為には通信講座を使用しての勉強が望ましいです。
通信講座では、過去の試験データや試験にでる要点を分かりやすくまとめているので、短期間での合格を目指しやすくなります。
内容としましては、音楽の歴史、概要、特性、理論を中心に療法に特化した問題も出題されています。
音楽とQOL(生活の質)は密接に結び付いています。私達は、スーパーやコンビニ、街中どこにいても音楽を聴いています。意識的に聴いているわけではないとしても、生活の一部に音楽がありふれていることは間違いありません。
全ての音楽がなくなったら私達の生活はどう変わるのでしょうか。
まず、生活のイメージが立たなくなります。詳しく述べると、音楽を聴いて何かをイメージする・感情を理解する・共感することがなくなってしまうのです。
ドラマや映画を観て、音楽が流れると同時に涙した経験はありませんか?これが、音楽の持つ喜怒哀楽の感情を豊かにする理由です。音楽があるからこそ私達の生活が成り立っているのです。
分かりやすく例えを出しますと、テレビ画面に1人の人間が映っているとします。その直後に流れる音楽が恐怖を誘うものであれば「このあと何か起こるかもしれない」と思ったり、悲しい音楽が流れれば「悲しいことが起こった」と思いますよね。 これが音楽の持つ、イメージ誘導の力です。
この療法は、音楽の持つ五感の効果を最大限に用い、依頼者の感情をそのままに表出することを目的とした受動的な療法です。
対象者とマンツーマンで行う音楽療法になります。
日々の悩みや、療養中のストレスかあり心身に傷を負っている方に適切な音楽と、ライフスタイルを提案します。
インストラクターが1人または数人で、複数の対象者に対して音楽療法を提供します。中には、正しい音楽知識を元に講演会を開く方もいらっしゃいます。
複数人を対象にすることで、場に一体感が生まれ、対象者同士の絆を深めるのにも役立ちます。
子どもに対して行う音楽療法は、童謡を歌ったり、簡単な楽器(鈴やカスタネット)を用いて行います。自己感情を表出できない子どももいる為、豊かな表現を取り入れていきます。
集団療法が中心となります。世代に合わせた曲を歌ったり、時には手足を使いリズムを取るリハビリテーションの役割を果たします。
多くの方が、疾患を抱えていますので動きの少ない音楽を取り入れるのが一般的です。
まず、音楽に対する正しい理解と知識が必要です。
また、子ども~高齢者まで幅広い年代層が対象となる為、接し方や人をみる力なども求められます。人の役に立ちたい・サポートしたいと思う気持ちが何よりも大切になってきます。
音楽療法の知識・スキルは、医療機関や福祉施設などで役に立ちます。
介護・リハビリ施設では、個人療法・集団療法を用い、その方に合った楽器を提供することで、豊かなライフをサポートしていきます。
多くが集団療法である為、音楽を通じて対象者同士のコミュニケーションの幅を広げていく事が可能となります。
心身に障がいを抱えた方を対象に、カウンセラーとして働く事があります。この場合、多くは個別療法を用いて、対象者に合った楽器を提供してライフサポートをします。
児童施設では、発達障がいの持つ子どもや精神発達遅滞をもつ子どもを対象とすることが多いです。
その為、言語コミュニケーションではなく、音楽や楽器の音色を使用して感情そのものに訴える方法を取ります。
日本インストラクター技術協会
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音楽療法インストラクターは、心身に障がいを抱える方や心身の状態を安定させたい人に対して、適切な音楽を提供し、より良い生活をサポートする仕事です。
音楽が好きであっても、人間の感情に対して理解を示すことが出来なければ上手く対応ができません。
資格試験に向けた勉強は、音楽・音楽療法に関する全ての事項となりますが、通信講座を利用して効率良く行うのが良いと思います。
音楽療法は、世界的に医学の一部として取り入れていることもあり、日本でも専門のインストラクターを雇用する動きがみられています。
今後、ますます需要が高まる事が予測されますので、興味・関心のある方は、資格取得に向けて取り組んでみてはいかがでしょうか。
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