ハーブアレルギーと緩和するハーブ

ハーブアレルギーと緩和するハーブ

記事作成日:2024.06.11
ハーブアレルギーと緩和するハーブ

ハーブにはアレルギー反応を起こしてしまうものがあります。アレルギー体質の人は、実はハーブにも気を付ける必要があるんです。反対にアレルギー体質の人にぴったりなハーブ、つまりアレルギー反応を和らげてくれるハーフがあるのも事実です。
そこで今回は、アレルギー体質の人が気を付けるべきハーブ、アレルギー反応を和らげてくれるハーブにについて詳しくご紹介していきます。

目次

アレルギー反応を起こしやすい代表ハーブ

ハーブの中にはアレルギー反応を起こしやすいものがあります。アレルギー反応を起こしやすいハーブの中で代表的なものをご紹介していきます。

1-1キク科のハーブ

キク科のハーブはアレルギー反応を起こしやすいと言われています。では、具体的にどんなものがあるのか、代表的なハーブを3つ挙げてみました。
・カモミール
まず1つ目はカモミールです。カモミールの製品を取り入れたり触れたりすると、アレルギー反応を起こしてしまいます。特に皮膚発疹や喉の腫れ、息切れ、さらにはアナフィラキシーと命の危機に関わってしまうほどのアレルギー反応を起こしてしまう可能性があります。
・エキナセア
2つ目はエキナセアです。エキナセアはあまり副作用を起こすことはないのですが、中には発疹や喘息、アナフィラキシーなど危険なアレルギー反応を起こしてしまう人もいます。
また、喘息やアトピーを元々持っている人は、エキナセアを取り入れたときにアレルギー反応を起こしてしまう可能性が高いので注意しておきましょう。
・カレンデュラ
3つ目はカレンデュラです。カレンデュラもキク科のハーブであり、アレルギー反応を起こしてしまう可能性があります。発疹や喘息など危険なアレルギー反応が起こることがあります。

1-2ブタクサ、菊、マリーゴールドで花粉症の人は悪化しやすい

また、ブタクサ、菊、マリーゴールドなどのキク科に近い植物にアレルギーを持っている人は、カモミール、エキナセア、カレンデュラでもアレルギー反応を起こしやすいことがあります。
花粉症のようなアレルギー反応であればまだ重大な問題とはなりませんが、人によってはアナフィラキシーを起こしてしまう可能性も考えられるので、花粉症に悩んでいる場合にはキク科のハーブには注意が必要です。
花粉症よりも悪化してしまうと、下痢や嘔吐、胃痛など症状があらわれます。
また、シナモンについても大量摂取してしまうと肝障害を起こしてしまう場合もあるので、摂取の量には注意しましょう。

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アレルギー体質の人が気をつけるハーブ

何かにアレルギーを持っている人は、ハーブにも気を付ける必要があります。食べたら発疹が出てしまうという経験は、わりと小さな時にアレルギーだとわかりますが、大人になってから「今までアレルギー何てなかったのに…」と突然体質が変わってしまうこともあります。
また、大人になると社会的ストレスからアレルギー体質になってしまうこともあるでしょう。女性の場合は、妊娠や出産後、更年期などライフサイクルの変わり目に注意する必要があります。
反対に今までは食べるとアレルギーが起きたという食べ物が、いつからか平気になったということもあります。
アレルギーであっても絶対に取り入れてはいけないということではなく、加工している食べ物であれば問題がなかったり、過剰摂取しなければ問題はなかったりと、アレルギー反応を起こすには様々な限度がみられます。
もし、自分が何かにアレルギー反応が起きるという人は、病院で調べてもらうと詳しく知ることができて安心することがます。
では、そんなアレルギーを持っている人が気を付けるべきハーブはどんなものなのか、詳しくご紹介していきましょう。

2-1タデ科のハーブ そばアレルギーの人

タデ科のハーブは、蕎麦アレルギーを持っている人は注意する必要があります。蕎麦がタデ科であるため、取り入れたときにアレルギー反応を起こしてしまうことがあります。
タデ科のハーブは主に以下の通りになります。
・ソレル
・ルバーブ
・ギシギシ(セイバ)

2-2セリ科 セロリやパセリアレルギーの人

セリ科は、セロリやパセリなどにアレルギー反応が起きてしまう人が注意する必要があります。
パクチーなど料理で飾り付けとして用いられる野菜などは注意した方が良いでしょう。
セリ科のハーブは以下の通りです。
・アニス
・アンジェリカ(アンゼリカ)
・イタリアンパセリ
・イノンド(ディル)
・コリアンダー
・チャービル
・パセリ
・フェンネル
・三つ葉
・ロベッジ(ラビジ)

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アレルギーを緩和するハーブ

ここまではアレルギー反応を起こしてしまうハーブについてご紹介しましたが、これに対し、アレルギー反応を和らげてくれる効果があるハーブもあります。ここではアレルギー反応を和らげてくれるハーブについていくつかご紹介しましょう。

3-1ペパーミント

まず1つめはペパーミントです。ペパーミントには抗ヒスタミンという作用があるので、これによってアレルギー症状が和らいでくれるのです。特にスギ花粉に作用するため、鼻通りをよくするといった症状を改善する効果が期待できます。

3-2エルダーフラワー

2つめはエルダーフラワーです。この名前は和名だとセイヨウニワトコとも呼ばれています。このエルダーフラワーは、主に風邪を引いたときなどの目や鼻の粘膜の炎症を改善してくれる効果があります。
ヨーロッパではよく風邪の引きはじめやインフルエンザなどのときに使われているようで、ハーブティーとして日頃から取り入れたいハーブですね。このエルダーフラワーは、マスカットのような甘い香りが特徴で、冬の季節などにはお湯で割って飲むのもおすすめです。

3-3ネトル

3つめはネトルです。花粉症になると鼻水が留まらなくなったり、涙が留まらなくなったりしますよね。そんなときに効果的なのがこのネトルというハーブです。このネトルは、ヨーロッパでは昔から春先の体調が悪化しないようにと、防止するために使われてきたハーブでもあります。
ドラッグストアなどで購入できる花粉症対策用のハーブティーには、ネトルが必ずといっていいほど高確率で使われています。このネトルは、ミネラルやビタミンが豊富に含まれており、ほのかな甘味や草の香りがするので比較的飲みやすいハーブといえます。

3-4アイブライト

4つめはアイブライトです。アイブライトは、ケルセチンという成分が含まれており、このケルセチンというのはビタミンPと呼ばれているビタミン物質のうちのひとつです。このケルセチンがアレルギーの原因であるヒスタミン放出を抑える効果があるので、抗炎症作用が期待できます。
また、アイブライトには、粘膜を保護したり強壮作用もあるため、喉の痛みや咳、鼻づまりや目のかゆみなどのアレルギー症状を和らげてくれる効果もあります。

3-5ルイボス

5つめはルイボスです。ルイボスティーという名前を聞いたことがあるかと思いますが、一般的に販売されています。ルイボスには、抗酸化作用を持つフラボノイドやポリフェノールという成分が多く含まれているため、花粉症やアトピー改善に効果的と期待されています。
この成分は、LTB4放出を抑えてくれるため、体のアレルギー反応を抑える効果があります。この働きによってアレルゲンとなる成分が体に侵入してきたとしても、反応する作用が押さえられるので、アトピーや花粉症などのアレルギー症状も和らげることができます。

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知っておきたいハーブアレルギーと緩和するハーブのまとめ

ここに挙げた以外にもハーブにはたくさんの種類があるので、人によってはアレルギー反応を起こしてしまう場合があります。今回ご紹介した内容でどんなハーブがハーブアレルギーを起こしてしまうか理解できたと思います。
アレルギーを持っている人、反応が起きやすい人は、十分に注意してくださいね。

日本メディカル心理セラピー協会編集部
心理カウンセラーやカラーセラピーやカウンセリング、整体、リンパケアセラピスト、占い等多岐に渡る資格を認定する日本メディカル心理セラピー協会編集部が運営するコラムです。仕事やプライベートでも役立つ資格が取得できます。ライフスタイルに合わせて柔軟に学べる点が魅力です。
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