ヨガインストラクターとして働くために資格は必要ありませんが、資格を持っていると、ヨガスタジオに就職する際にも、自分でヨガスタジオを開設する際にも大きなアドバンテージになります。今回は、ヨガインストラクターを目指す方に向けてヨガ関連の試験や勉強方法について解説していきます。
ヨガ関連の資格はたくさんありますが、ヨガインストラクターになるために特定の資格が必要になるわけではありません。ですが、実際に生徒を指導するにあたっては、ヨガに関する深い知識・スキルが必要になります。十分な知識・スキルがあることを証明するために、資格試験をクリアすることは非常に重要です。ヨガインストラクターとしての指導力を高め、生徒から信頼を獲得するために、ぜひ試験合格を目指しましょう。
ヨガインストラクターとして働く際、持っていると有利になるおすすめの資格試験をご紹介します。
ヨガライフセラピスト®資格認定試験は、ハタ・ヨガから派生したヨガであるパワーヨガやホットヨガ、アシュターンガヨガ、インテグラルヨガなどヨガの種類や、チャクラ、瞑想に関する知識・スキルを身に付けていることを認定する試験です。
試験学習でにおいては、ヨガの基礎となっているヨーガスートラやアシュターンガなどについて学び、内なる自分、さらには「人間とは?」という哲学的なところまで考えを深めていきます。自分自身の心や体に意識を向けることで、ヨガの効果をさらに高め、心から美しくなることを目指します。
ヨガライフセラピスト®資格認定試験は、日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)が主催しています。この試験では、ヨガに関する理解度だけでなく、心理学的な知識も問われます。試験に合格することで、信頼性の高いヨガインストラクターとして活動することができます。
ドーシャチェックとタイプ別の特徴/チャクラとは/瞑想とは/ヨガと気功/ヨガとピラティス/ヨガとストレッチ/ヨガグッズ/マタニティヨガとは/常温ヨガとホットヨガ など
受験資格 | 特になし |
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受験料 | 10,000円(消費税込み) |
受験申請 | インターネットからの申込み |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上の評価 |
検定試験日程 | 基本的に1ヶ月おきに実施。受験後、約1ヶ月で合否発表 |
ヨガライフセラピスト?資格認定試験は独学でも合格を目指すことができますが、スクール・専門学校に通ったり、通信講座を受講したりすることが合格への近道になります。
スクール・専門学校はカリキュラムが充実しており、ヨガの基礎から応用、ヨガインストラクターとしての指導法まで幅広い知識・スキルを習得することができます。同じ志を持つ仲間に出会えるのも、スクール・専門学校に通うメリットの一つです。
通信講座は、時間や場所にとらわれず、自分のペースで学習を進められるのが大きなメリットです。スクール・専門学校に比べ受講料が安く、合格までにかかる金額を抑えられるのも通信講座の利点です。
ヨガインストラクターjp®資格認定試験は、ヨガの起源や歴史、語源などの基礎知識を有しており、30以上のヨガポーズとその意味を理解していることを認定する試験です。この試験では、ヨガの食事法や朝昼晩のヨガの違など、あらゆる視点からヨガの知識が問われます。試験に合格すると、自信を持ってヨガ教室やカルチャースクールで生徒に指導できるようになり、ヨガインストラクターとしての第一歩を踏み出すことができます。
ヨガインストラクターjp®資格認定試験は、日本インストラクター技術協会(JIA)が主催しています。
ヨガの語源/ヨガの代表的な流派/ヨガの歴史/ヨガの効果/ヨガのポーズ/ヨガの呼吸法/ヨガの食事法/朝昼晩のヨガの違い/ヨガで使用するグッズ/ヨガをするうえで注意すべきこと など
受験資格 | 特になし |
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受験料 | 10,000円(消費税込み) |
受験申請 | インターネットからの申込み |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上の評価 |
検定試験日程 | 基本的に1ヶ月おきに実施。受験後、約1ヶ月で合否発表 |
ヨガインストラクターjp®資格認定試験は独学でも合格を目指すことができますが、スクール・専門学校に通ったり、通信講座を受講したりすることが合格への近道になります。
スクール・専門学校は学習環境が整っており、ヨガに関する知識・スキルを体系的に学ぶことができます。一方で、受講費用が高額であることや、通学する時間・手間がかかることなどがデメリットだと言われます。その点、通信講座であれば、自宅で都合の良い時間に、自分のペースで学習を進めることができます。受講費用もリーズナブルなので、最近は通信講座を選ぶ人が増えています。
全米ヨガアライアンス(Yoga Alliance)は、世界的に信頼度の高いヨガ団体の一つです。ハイレベルのヨガインストラクターを養成するための独自基準を定めており、認定ヨガ指導者などの登録制度を設けています。全米ヨガアライアンスが提供しているライセンスが、世界70ヶ国以上でヨガインストラクターとして活躍できる「RYT200」「RYT500」です。
日本でも取得する人が増えている「RYT200」についてご説明します。RYT200のライセンスを取得するためには、RYT200のヨガインストラクター養成講座を受講したうえで、試験に合格する必要があります。試験は実技試験と筆記試験があり、ヨガの指導をするために十分な知識・技能を習得しているかどうかが問われます。
実技試験 | 実技試験では、ヨガのポーズを実演し、指導する能力が評価されます。 アーサナのデモンストレーション/ティーチング/ポーズの組み合わせ(シークエンス)/生徒のポーズの修正 など |
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筆記試験 | 筆記試験では、解剖学とヨガ哲学に関する知識が問われます。 ヨガの定義・歴史/ヨガ八支則/チャクラ/チャンティング/ムードラ/バンダ/呼吸法/ヨガポーズの効果/関節の動きや可動域 など |
全米ヨガアライアンス協会が認定するスクールでプログラムを受講し、ヨガに関する知識・スキルを習得していきます。RYT200を取得するためには、200時間のヨガ講師養成プログラムを、RYT500を取得するためには、500時間のヨガ講師養成プログラムを修了する必要があります。
ヨガインストラクター資格(AJYAライセンス)は、全日本ヨガ協会が認定する資格で、3級・2級・準1級・1級の4つのレベルに分かれています。ヨガに必要な基礎知識とともに、指導者として必要なスキルを習得できるカリキュラムが用意されています。ヨガインストラクター資格(AJYAライセンス)の取得後は、認定教室や認定スクール・特別認定スクールを開設することも可能です。
いずれの級も学科試験と実技試験をクリアする必要があります。3級・2級の試験内容は以下のとおりです。
学科 | ●解剖学 基礎の解剖学(骨格、筋肉等の身体の仕組み) 生理学 ●哲学 ヨガの歴史と思想/8支則5戒5訓 ●瞑想と調気法 瞑想とは/瞑想法の種類 様々な呼吸法 |
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実技 | ●基本座位〜逆転ポーズ・クールダウン・リラクゼーション ●スタジオレッスン22回 |
学科 | ●解剖学 ヨガと解剖学(自律神経) ●哲学 ヨガの種類 ●瞑想と調気法 浄化法 ●スペシャルクラス ヨガに取り入れるアロマテラピー アーユルヴェーダ生体学とヨガの関係 |
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実技 | ●座位・四つんばい・うつ伏せ・立位・バランス系・クラス構成 ●スタジオレッスン25回 |
ヨガインストラクター資格(AJYAライセンス)の試験に合格するためには、認定スクール、または認定校に通って知識・スキルを習得する必要があります。3級の試験合格を目指す場合は、約2ヶ月のプログラムを受講します。3級に加え2級の試験合格を目指す場合は、約6ヶ月のプログラムを受講します。
通信講座を受講してヨガインストラクターの試験合格を目指すなら、「諒設計アーキテクトラーニング」や「SARAスクール」がおすすめです。
諒設計アーキテクトラーニングの通信講座では、「ヨガインストラクターjp®」「ヨガライフセラピスト?」の2つの試験合格を目指すことができます。合格まで最短2ヶ月と、短期で資格取得ができるのが魅力です。
初心者でも分かりやすい教材と丁寧な指導でヨガのプロを目指すなら、SARAスクールで決まりです。プラチナコースなら試験免除!添削物を提出するだけで、ヨガインストラクターとして活躍できる2つの資格を取得できます。
ヨガインストラクターは、多くの人々にヨガの魅力や恩恵を伝えると同時に、心身の健康をサポートする仕事です。資格取得を通してヨガの知識を深め、指導スキルを高めることで、信頼されるヨガインストラクターを目指してみませんか。ヨガインストラクターとしてのキャリアを望む方にとって、試験合格は大きな一歩になるはずです。