知っておきたい!ホットヨガとヨガの違いと効果について

知っておきたい!ホットヨガとヨガの違いと効果について

記事作成日:2024.06.11
知っておきたい!ホットヨガとヨガの違いと効果について

ここ数年人気のホットヨガです。日本全国各地、ホットヨガのスタジオがあります。ホットヨガのスタジオしかない街もありそうなほど、ヨガよりホットヨガが注目を集めているようです。
実は、本場インドにはホットヨガというものはありません。インドはすでに暑い国で、5月の時点で北インドでは38度から40度を超える猛暑です。南インドは常に30度前後。部屋を熱くする必要性は全くありません。
個人が経験したヨガ修行も40度から47度の高温の中クーラーはつけてくれませんでした。そのため、インドでは、通常のヨガが超ホットヨガの状態です。
今回は、日本で特に人気なホットヨガの効果と、ヨガとの違いについてお伝えしていきます。

目次

ホットヨガとは?

まずは、ホットヨガをするときの条件や起源について、お伝えします。

1-1高温多湿な環境の中で行うヨガのこと

ホットヨガの一番大きな特徴は、高温多湿な環境の中で行うということです。通常のヨガとは違いホットヨガは、室温が38度から40度、湿度55%から65%程度のお部屋で行います。

1-2ハタヨガから派生したヨガ

ホットヨガはハタヨガというヨガの一種から派生したヨガで、ヨガの基本と呼ばれるものです。ヨガを始める人は、大抵このハタヨガから始め、他の流派に移っていくほどハタヨガがアーサナの基本となっています。基本的にヴィンヤーサヨガのような流れる動きはなく、1つ1つのポーズをじっくりゆっくりやっていきます。

1-3常温でのパワーヨガほどのカロリー消費量がある

ホットヨガと同じくらい人気のパワーヨガというヨガがあります。ヴィンヤーサヨガのフローを取り入れ、休まず流れるようにずっと動き続けるのがパワーヨガです。運動不足の人やヨガ初心者には、少々ハードなヨガです。
ホットヨガは、ハタヨガが基礎のため動きはとても少ないですが、このパワーヨガと同じぐらいのカロリー消費量があります。

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ヨガとホットヨガの違い

通常のヨガとホットヨガの違い、効果には、どのようなものがあるのでしょうか。

2-1室温と湿度

・ヨガ…常温、過ごしやすい環境
通常のヨガは、常温の中で行います。40度を超えるようなあまりにも暑い日、マイナス0度の寒い日などは、クーラーを入れ、ヨガをするのに心地よい環境にしてくれます。
・ホットヨガ…室温は38~40℃、湿度は55~65%ほど
ホットヨガでは、逆に室温は38度から40度、湿度を55%から65%ほどに上げて設定されています。サウナほどではありませんが、少し蒸し暑い、汗をかきやすい環境と言えます。

2-2リラックス法

・ヨガ…呼吸法でリラックス
通常のヨガは、呼吸法によって心を落ち着けます。副交感神経を重視しているため、呼吸法によって朝だるい時や鬱の症状がある方に体を活性化させる時もありますが、基本的にエクササイズ中は心を落ち着けることを主に重視します。
運動すると心拍数も上がり、呼吸が上がってきますが、ヨガではそのまま荒い息のまま続けるのではなく、独自の呼吸法を取り入れることで、心を逆に落ち着かせるようにコントロールします。このコントロールによって、リラックス効果が得られます。
・ホットヨガ…体を温めることによるリラックス
ホットヨガは、通常のヨガとは逆に体を温めることによってリラックス効果を得ます。ポカポカしてしまったら息が荒くなって心拍数も上がってしまいそうですが、体を温めることで、老廃物と一緒にストレスも排出されていきます。そのためデトックスもでき、体がスッキリとリラックスできる効果を得ることができます。

2-3自律神経の働き

・ヨガ…副交感神経
ヨガでは主に副交感神経を重視します。副交感神経は車でいうと「ブレーキ」です。どんなに周りが忙しい状況でも、うるさい状況でも、緊張した状況でも、心は落ち着いていること、それは副交感神経が優位担っている時です。
それは、心臓機能が抑制され、血圧が下がることで落ち着きを手に入れています。プロのアスリートが、最高潮の緊張感の中、つまり交感神経が最高潮に達している中、ベストなプレーを繰り広げることができるのは、この副交感神経を高めることでパニックを起こさずに心の落ち着きを手に入れているからと言えます。
ヨガは、呼吸によって副交感神経を高めていきます。
・ホットヨガ…交感神経
ホットヨガでは、主に交感神経を重視します。交感神経は車でいうと「アクセル」です。心拍数を上げ、血圧も上昇します。部屋が温まっているので、呼吸も速くなり発汗作用も通常のヨガ取り高まります。
高血圧の人は、ホットヨガをすることでさらに血圧を上げてしまうので、お勧めできませんが、逆に寒がりの方は体を温め血液の循環を進めてくれるため、効果があるかもしれません。
ただし、低血圧の方は目眩などを起こす可能性もありますので、イン��トラクターと相談しながら始めてみた方が良いでしょう。

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ホットヨガの効果

ホットヨガの効果にはどのようなものがあるのでしょうか。

3-1デトックス効果

サウナをイメージするとわかりやすいですが、高温多湿の部屋のため大量の汗をかきます。そのため、水を定期的に飲まないといけません。汗をかくこと、新しい水分を体内に取り入れることで、循環が改善され老廃物が押し流されます。これがデトックス効果につながります。

3-2冷え性、むくみの改善

ホットヨガは室内が暖かいため、通常の常温で行うヨガよりも、体を芯から温めることを得意としています。特に、ホットヨガでは、実際に冷え性が改善されたという方も多くいらっしゃいます。
また、汗をかき、老廃物が体に出ることもあるため、むくみの改善にもなります。

3-3ダイエット、痩身効果

通常のヨガと比べ、ホットヨガは心拍数が上がることもあり、有酸素運動の1つとして見ることもできます。つまり、カロリー消費につながるので、ダイエット目的の方や痩せたいと思っている方にもおすすめです。

3-4ストレス発散の効果

交感神経が高まっていると、頭がスッキリすると言われています。
また、汗を大量にかくこともあり、終わった後に爽やかな気分、そして、ストレス発散の効果があるとされています。

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ホットヨガがおすすめなひと

では、どんなかたにおすすめなのでしょうか?

4-1体が固いひと

ホットヨガは、室内が暖かいこともあり、筋肉や軟骨が膨張し伸びやすい傾向にあるため、体が固い人で柔軟性を伸ばしたいという方におすすめです。
ただし、筋肉が伸びやすくなっているということは、間違えると伸ばしすぎて痛めてしまうこともありますので注意しましょう。

4-2筋肉をより伸ばしたいひと

体が固いことと似ていますが、筋肉を伸ばす、ストレッチを通常より深くしたいという方にもホットヨガはお勧めです。筋肉を伸ばすことは、怪我の確率も下げてくれます。

4-3爽快感をえたいひと

大量の汗をかくことで、爽快感が得られるのもホットヨガの特徴です。今日も頑張った!という達成感も味わえることでしょう。汗をかくと、運動した!という気持ちになるので、続けるモチベーションになるかもしれませんね。

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知っておきたい!ホットヨガとヨガの違いと効果についてのまとめ

ヨガとホットヨガについて、似ているようで意外と効果は違うことが理解できたかと思います。ヨガは精神的な強さを重視し、ホットヨガは柔軟性やデトックスに向いています。
ホットヨガを行う場合は、水分の補給をこまめにすること、また筋肉が伸びやすい環境にあるので、伸ばしすぎないように気をつけましょう。通常のヨガをまず体験してみて、自分の限界を知っておくという手段もあるかと思います。高血圧の人は、インストラクターに相談してから始めると安心ですね。
自分の目的にあったヨガのスタイルを見つけることは、体験レッスンに行って見ることが一番です。どのヨガスタジオも無料の体験レッスンや初回特別レッスンなどを設けていますので、気になるレッスンに行ってみましょう。

日本メディカル心理セラピー協会編集部
心理カウンセラーやカラーセラピーやカウンセリング、整体、リンパケアセラピスト、占い等多岐に渡る資格を認定する日本メディカル心理セラピー協会編集部が運営するコラムです。仕事やプライベートでも役立つ資格が取得できます。ライフスタイルに合わせて柔軟に学べる点が魅力です。
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