
タイ古式マッサージとは、アジアのあらゆる文化や思想を伴いながら、タイで独自に発展した伝統的なマッサージ療法です。
筋肉をほぐしながら関節の可動域を広げ痛みの緩和を促し、リラックス効果も期待できます。
血流改善、新陳代謝向上など、健康面でも充実した内容です。
他にもストレス解消、体重減少も可能とされています。
タイ古式マッサージは、平均して週1〜2回続けることで筋肉の柔軟性が高まり、消化器系の機能にも影響があるとされてきました。
そのため、タイ古式マッサージは取り入れたいダイエット法の1つといえます。
本記事では、タイ古式マッサージによるダイエット効果について解説します。
タイ古式マッサージの伝統的手法が、どのようにダイエットに繋がるのかを詳しく追っていきましょう。
これからダイエット目的でタイ古式マッサージを導入してみたい人や、タイ古式マッサージそのものに興味がある人は、ぜひ参考にしてみてください。
タイ古式マッサージとは、タイの伝統医学をベースにしながら築き上げたマッサージ法です。
全身のストレッチを中心に指圧や整体など方法も取り入れた施術として、長い年月の中で確立されました。
世界的には、近年になって注目されている施術です。
どうしてもイメージとしては、痛いマッサージといった想像をする人が多いようです。
ところが、実際の施術は痛みがほとんど感じられず、時間をかけながら丁寧に全身をマッサージします。
セラピストは指だけではなく腕・肘を使いながら、指圧、整体、ストレッチなどを総合的に組み合わされているのも特徴です。
最終的には自然回復力を呼び覚ますことを目的としています。
タイ古式マッサージの由来は、5世紀頃の古代インド時代の教えに遡ります。
インド人医師シヴァカ・クマールバッカ(通称シバゴ)により、約2500年前にタイにて創始されたものです。
古代インドから継承されているアーユルヴェーダの概念を元に、治療用マッサージとして確立されていきました。
特徴としては、経絡(ナーディ)と呼ばれる神経やつぼに沿って指圧・ストレッチをするもので、その手法はタイ以外にスリランカ、ミャンマーにも伝わったとされています。
また、仏教思想とアーユルヴェーダが融合していることも大きく、当初はタイ王朝や周辺貴族の間で施術されていたものです。
それが徐々に民間人へと広がっていき、タイ政府も教育カリキュラムとして公認しました。
タイ独自で発展しながらも、現代では世界へも広がっています。
タイ古式マッサージは、インド以外にも中国医学からの影響も受けています。
インドの医学と中国の古い医学をベースにして、融合したものが体系化されました。
タイは仏教国として知られていますが、タイ古式マッサージの中にも仏教思想が深く反映されていることで知られています。
中でも心身一体の調和は仏教的思想とされ、マッサージの実践においても重要な概念です。
実践的な呼吸法・瞑想などが導入されていることで理解できます。
また、医学的影響としては、経絡理論、臓腑論などの「中医学」と呼ばれる中国の古い医学概念も取り入れてきました。
インドのアーユルヴェーダ医学と融合させ、タイ独自の民間医療へと歴史を刻んできたのです。
タイ古式マッサージとは、インド・中国のカルチャーや思想、医学を元に独自形成してきました。
タイ式マッサージの基本は、全身を長い時間かけて静かにほぐしていく方法にあります。
身体の柔軟性を高めて筋肉の緊張を和らげながら、タイの伝承医学をベースに東洋医学とヨガの要素も組み合わせて施術をします。
大きな基本事項としては、以下の4点があげられるでしょう。
タイ古式マッサージは、ほとんどの施術時間を脚部中心にマッサージをします。
足裏から上半身へ向かって進行しますが、脚部には40分以上の時間をかけるのが特徴です。
人体における足の役目は大きく、筋肉量も70%は占めているため、血液やリンパの循環を促進させる重要な意味をなすと考えられているからです。
タイ古式マッサージの施術を受ける上でも、まずは脚部から始めるものと捉えておきましょう。
タイ古式マッサージにおいて、「セン」と呼ばれる考えがあります。
これは、人体を流れるエネルギーラインのことを指し、多くのつぼの集合体と思えばよいでしょう。
体内には10本あるという考えで、そのうちの6本が足に集中してあるとされています。
仮に肩こりや頭痛などへのアプローチだとしても、施術する場合は必ず足から始めるのが基本です。
タイ古式マッサージは、他のマッサージと違って指や腕だけでは施術をしません。
施術者も動きが大きいことが特徴です。
よく、タイ古式マッサージは「二人でおこなうヨガ」とも称されます。
施術者も膝をついたり、腕や足を駆使しながら施術し、腰やひざに体重をかけるといったアクロバティック的な動きも取り入れる施術です。
約2時間はかけてじっくりと丁寧に施術するので、終わった時の爽快感が魅力となるでしょう。
タイ古式マッサージの大きな特徴は、指圧・整体・ストレッチの施術を組み合わせた施複合的なことです。
複数のテクニックを同時に進行していきます。
手指での指圧はもちろんのこと、腕・肘・足を駆使しながら深い部分へのアプローチです。
タイ古式マッサージとして看板を出す店舗やサロンが、かなり多くなってきました。
しかし、まだまだ偏ったイメージを持たれることも現実です。
ここでは、タイ古式マッサージのイメージと、その実態について解説します。
タイ古式マッサージの看板を見かけると、よく男性向けの風俗営業の店舗といった印象があるようです。
確かに、特定の繁華街などにある店舗では、そのような営業をしている場合も嘘ではありません。
実態としては、そのような方針の店舗もあれば、伝統医学に基づいた施術を勉強した上で施術をしてるセラピストのサロンもあるということを理解しておきましょう。
施術を受ける際には、事前にその店舗のサイトを確認しておくことが大切です。
タイ古式マッサージでおこなわれる技法は、指圧・マッサージ、ストレッチ、整体などの数種類の手技を複合的に活用します。
筋肉を指圧やマッサージによって緩ませながら、ストレッチで伸ばし、歪んだ背骨や関節を矯正するといった順番で進行していくのが原則です。
イメージでは、無理なポーズを強いられて痛いのではないかと思われがちですが、それは大きな間違いと思ってよいでしょう。
体が硬いタイプの人でも、ゆっくり伸ばしながら可動域をひろげていきます。
実際には、施術者のような他人が伸ばすことで、普段自分ではわからない感覚まで筋肉を伸ばして緩めてくれるのです。
タイ古式マッサージこそ、体の硬い人におすすめできます。
タイ古式マッサージの施術全体は、どこかヨガのような動きに類似しています。
全身を施術できることで、ゆっくりと時間をかけてマッサージをしていくのが特徴です。
タイでは古くから伝わる医学を基にした施術ですが、そのルーツを遡れば古代インドに辿り着き、当然ヨガからの影響を多大に受けています。
マッサージ中には、脳内にアルファー波の反応がありリラックスした気分になるでしょう。
瞑想と同じような効果が得られることで、ヨガとも密接な関係があります。
タイ古式マッサージは、基礎代謝を高めることができるため、ダイエットやデトックスに役立つことが期待されています。
血流を促進しリンパの流れを活性化させ、体脂肪燃焼を促進させることにより、腹部のぜい肉などを燃焼させるサポートになるとされています。
ここでは、タイ古式マッサージのダイエット効果について詳しく解説していきましょう。
肥満などに悩んでいる人の多くは、同時に姿勢の悪さも抱えています。
体の歪みによって、神経や血管が圧迫され神経痛・血行障害・内臓機能低下などの原因となっていることが目立つようです。
そこで、タイ古式マッサージにより関節のずれ・歪みを改善すると血液循環が良くなり、内臓機能も向上し基礎代謝が高まります。
基礎代謝率向上によって、多少の高カロリーや高脂肪の食品を摂取しても健全に消費することができるようになり、次第にダイエット効果へとつながっていくでしょう。
タイ古式マッサージは。太りにくい体質へと生まれ変わるのに最適です。
タイ古式マッサージは、身体の歪みを矯正することができる施術です。
人体の左右の筋肉をバランスよく保てるようにマッサージをします。
骨盤にある仙腸関節や腰椎・胸椎・頸椎などの脊椎周辺を調整し、関節のずれを矯正して、神経痛・関節痛の緩和にも効果的です。
バランスのよい体型へと改善してくれるので、ダイエットをさらに効果的にしてくれます。
タイ古式マッサージは、むくみ解消や便秘改善にもなり、ダイエットにもよい影響を与えるでしょう。
血液やリンパの流れが良好になり、デトックス効果により体内の余計な水分や老廃物が排出されやすくなります。
足のむくみをスッキリとさせ、体重減にもつながることは期待できるでしょう。
また、ヨガと似たようなポーズをとり、ストレッチにもなります。
普段動かさない部位を意識的に動かすため、血流が改善されるでしょう。
酸素や栄養素が健全に運搬され、腸内環境も上手く働くようになります。
そのため便秘などの改善にも役立つでしょう。
タイ古式マッサージによって、次第にリラックス感が出るのでストレス解消にもなります。
ゆっくりとした施術により脳内にアルファ波が発生し、副交感神経が交感神経より優位になるのが理由です。
副交換神経が優位になった状態では、興奮が静まってリラックス効果が得られます。
食欲も抑制されるようになり、過食などの悪習慣も徐々に改善される可能性があるでしょう。
タイ古式マッサージを受ける頻度はどのくらいが適当なのでしょうか。
ここでは、効果的なタイ古式マッサージの頻度について解説します。
タイ古式マッサージを受けるタイミングと頻度は、月に1~2回がよいとされています。
わずか1〜2回の程度でも身体が軽くなる感覚を覚えるようです。
その頻度で毎月継続できるようになれば理想的でしょう。
ただしこれは軽度な状態であると考えてください。
適切な頻度については、受ける人の体の不調や疲れの状態によって個人差があります。
もし、慢性的な症状などに悩まされている場合は、もう少し回数を増やしてみましょう。
2週間に1回〜2回程度に増やして、施術を受けてみることをおすすめします。
おそらく慢性化した人は、1回の施術だけで期待するのは難しいと考えられるからです。
また、2回目以降の施術まで、日数が空きすぎてしまっても効果が半減します。
体調改善の予兆が見られるまで、初めのうちは2週間に1回のペースがおすすめです。
タイ古式マッサージは健康に効果的なだけではなく、ダイエットにも期待できるとされています。
ただしそのためには、マッサージを1回受けてそれで終わりというわけにはいきません。
実際には、タイ古式マッサージの施術以外でのルーティンが重要です。
では、タイ古式マッサージの効果をさらに引き上げるための生活習慣とは何かを、具体的に解説していきましょう。
ダイエット効果をより引き出すためには、太りにくく痩せやすい身体をつくることにあるでしょう。
そのために、バランスの良い食事をとることが大切です。
中でも、タンパク質と食物繊維の摂取は意識するとよいでしょう。
タンパク質は周知の通り、筋肉をつくるための栄養素です。
筋肉量の低下を抑える意味でも大切で、基礎代謝を上げるためにも欠かせません。
食物繊維には、糖質の吸収を遅らせ血糖値上昇を抑える効果があります。
腸内環境も整える役目もあり、脂肪分が多い食品を摂取した場合には意識して取るようにしましょう。
毎日、一定量の水分補給を習慣化していきましょう。
身体の水分が不足すると、栄養や酸素の循環が悪くなってしまうからです。
一般成人が摂取したい水分量は、1日1.2Lぐらいとされています。
一度にその分量を飲むのではなく、こまめな水分補給を習慣化することが大切です。
また、体型や運動量などの個人差や季節によっても水分量は変わってきます。
あくまでも目安は1.2Lと覚えておくことです。
また、汗をかいたときはもちろんのこと、その前に補給をしておく習慣も付けていくようにしましょう。
常に体を温めて体温を上げる意識を持っておきましょう。
身体を冷やしてしまうと、基礎代謝が低下してしまいます。
すると、身体機能も徐々に衰えていくからです。
とくに寒い日は、冷えに気をつけながら生活するようにしましょう。
日常的におこなえる工夫は、入浴はシャワーだけで済ませず湯船につかることや、飲み物は常温や温かいものを定番にすること、夏は冷房のかけすぎに気をつけることなどです。
ダイエットの効果を期待するのであれば、睡眠をしっかり摂ることが大切です。
寝不足こそ、肥満の原因のひとつとされています。
夜更かしは、食欲を増進させる「グレリン」というホルモンの増加を助長します。
つい夜食を食べてしまうと、ますます慢性化してしまうでしょう。
生活が逆転して日中に眠くなり、活動量が減少してしまう悪循環に陥ります。
一般成人の場合、平均7〜8時間の睡眠時間が必要とされているので、そこに近づけるように工夫することです。
タイ古式マッサージの効果を引き出すためにも、ストレスへの対策を練ることも重要です。
ストレス太りという言葉があるように、ストレスは太りやすくなることが、科学的に立証されています。
理由は、コルチゾールというストレスホルモンの分泌が原因となるからです。
コルチゾールの増加により、食欲抑制のためのセロトニンが減少します。
すると食欲が増してしまうからです。
せっかくタイ古式マッサージを始めても、小さなことでくよくよ悩んでいては、ストレスを解消できなくなるでしょう。
考え方自体に変化をつけて、毎日を前向きに生きることを意識するのが先決です。
悩みがあれば、原因を解決するための行動をしなければ何も始まりません。
全くストレスをゼロにすることは難しいことですし、誰しも悩みはあるものです。
それをどう最小限に食い止めるかを考えるようにしましょう。
タイ古式マッサージを1回受けただけでは、一時的なリフレッシュ感は得られても、完全な効果は期待できません。
継続させて徐々に改善していく姿勢が大切です。
タイ古式マッサージでは、血液やリンパの循環が良好になり、身体が温まるので冷え症の改善や安眠効果も期待できます。
その繰り返しによって、太りにくい身体へと作り変えてくれるのです。
先述をしたように、まずは月に1〜2回を目安に開始して、体調と相談しながら継続するための頻度を決定してルーティン化させましょう。
タイ古式マッサージは、古典インドのアーユルヴェーダやタイの伝統医学との融合によって完成された施術です。
タイの伝統的なマッサージとして、指圧・ストレッチ・整体など複合的な施術を組み合わせ、身体の柔軟性を高めながら血行促進の効果が期待できます。
施術の際は掌・指・肘・膝・足などのさまざまな部分を駆使しながら刺激するマッサージです。
身体に張り巡らされている経絡(セン)を刺激し、エネルギーの流れを促進します。
また、中国の古典的な中医学からも影響を受け、独自に施術方法が確立されてきました。
施術は極めてゆっくりと静かにおこなわれ、基本的に気持ちのよいアプローチを施します。
慢性的な病気の緩和だけではなく、ダイエットにも効果が期待できるとされてきました。
なによりも他の健康法と比較しても安全性が高いことや、副作用が一切考えられないこともあり、世界中で注目される施術へと成長を遂げています。
まだ誤解が多い部分も含まれますが、現代人の健康維持に役立つ施術といえるでしょう。