タイ古式マッサージの開業について

タイ古式マッサージの開業について

記事作成日:2024.06.11
タイ古式マッサージの開業について

タイ古式マッサージはリラックス効果も高く、人気のあるマッサージの1つです。マッサージ店を開業するのであれば、タイ古式マッサージがより多くのお客様に満足していただけます。では、タイ古式マッサージのお店を開くためにはどうすればいいのか。今回は、タイ古式マッサージを開業する方法について詳しくご紹介します。

目次

タイ古式マッサージを開業するには

タイ古式マッサージのお店を開業するには何が必要なのか、そのポイントをみていきます。

1-1開業に必要なのは開業届のみ

タイ古式マッサージの店を開業するために必要なのは、税務署に提出する開業届のみです。貸店舗物件やレンタルサロン、自宅サロンなどお店の形態や規模に関係なく、開業届さえ提出すればタイ古式マッサージのお店を開業することは可能です。ただし、後述のように、サービスの提供に関しては、いくつかの制限があるので注意が必要です。

1-2開業はできるが国家資格保持者以外はマッサージは出来ない

セラピストとしてタイ古式マッサージの施術を行うために必要な国家資格はありません。しかし、厚生省の通達では、「医師以外の人がマッサージを行うには、柔道整復師免許やあん摩マッサージ指圧師免許など、なんらかの国家資格が必要で、無免許で行った場合には処罰の対象になる」としています。
つまり、国家資格保持者以外はマッサージは出来ないとされているのです。日本国内でサービスを提供するためには、日本国内で認められた免許を取得したうえで施術しなければならないということです。

1-3リラクゼーションの一環としてならあり

国家資格がなければタイ古式マッサージのサービスを提供できないかというと、そうでもありません。「マッサージ」ではなく、「リラクゼーション」の一環として行うという方法を取れば、国家資格がなくても、タイ古式マッサージの施術をサービスとして提供することができます。
その場合に注意しなければいけないのは、メニューや店名に「マッサージ」という言葉を表記しないようにすることです。実際に、「タイ古式」とだけ書いてマッサージのサービスを提供している店も多くあります。
もちろん、お客様の体を触って施術するわけですから、症状を悪化させたり、誤ってケガをさせたりしないように、民間資格を取得するなど知識を深めることも大切です。

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開業方法

タイ古式マッサージの店を開く場所をどうするか。状況に合わせた場所選びの方法をみていきます。

2-1賃貸物件

店舗用として貸し出されている賃貸物件を利用すれば、しっかりとお店を開くことができます。また、賃貸マンションでタイ古式マッサージを行う場合は賃貸借契約の契約違反になる可能性もあるので、店舗や事務所としての利用が可能な物件を選ぶ必要があります。

2-2自宅サロン

持ち家である自宅の一室をサロンとして使用するのであれば、家賃や保証金もかからず手軽に開業できます。また、自宅と職場が同じで利便性が高いのも魅力です。そのほかにも、お子様連れのお客様なども通いやすいというメリットもあります。

2-3レンタルサロン

レンタルサロンを使ってタイ古式マッサージのお店を開くという方法もあります。レンタルサロンに出向いてマッサージを行うので、自分で店のスペースを確保する必要がなく負担が少ないのが特徴です。
ただ、レンタルサロンには、タイ古式マッサージ用のマットを常時置いている店舗はまずありません。そのため、三つ折りタイプのマットなどを持参する必要があります。

2-4出張

資金が少ないのであれば、出張マッサージに出向くというのも1つの方法です。レンタルサロンと同様に店の場所を確保する必要がないので気軽ですが、信用を獲得して認知してもらうのに時間がかかります。また、出張場所への移動に時間がかかるケースもあるので、いかに効率的な予約を受けるかがポイントです。

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基本的に必要な開業資金

店舗を開業するためには、さまざまな資金が必要になります。どんな資金が必要になるか、基本的なものをみていきます。

3-1準備資金と運転資金が必要

タイ古式マッサージのお店を開くには、開業までに必要な「準備資金」と、開業後に必要になる「運転資金」の2つを用意しなければいけません。店舗を借りるには敷金や礼金も必要になりますし、内装を整え、必要な家具・備品も揃えるのにもお金がかかります。
さらに、お店が軌道に乗るまでは家賃・人件費・水道光熱費などの固定費や、広告宣伝費などの変動費などの費用に対しての資金繰りも考えておかなければいけません。店の規模にもよりますが、しっかりと資金を準備してから開業の計画を立てましょう。

3-2店舗の家賃

開業資金として考えるべき家賃には、敷金、保証金、礼金、仲介手数料、初月の家賃が含まれます。通常の住居の敷金は1~2ヶ月分ですが、店舗の場合は保証金扱いで6~10ヶ月分が通例となります。
例えば、月額35万円の店舗を借りる場合、保証金が6ヶ月分で210万円、仲介手数料が1ヶ月分で35万円、初月の家賃が35万円で、およそ280万円が最初に必要となります。資金の計画は余裕をもって見積もりを立てましょう。

3-3改装資金

改装費は営業スタイルによって変わります。出張営業だけならマットを用意するだけで充分ですが、グレードの高いサロンを作る場合には数千万円もかかるケースもあります。また、水周りや電気工事など思わぬところで出費がかさむ場合もあるので注意が必要です。

3-4必要機材

店舗として必要な機材には、電話、ファックス、パソコン、冷暖房機器、洗濯機、レジスター、ロッカー、金庫などがあります。

3-5広告宣伝

お客様に店の存在を知ってもらうには宣伝広告は欠かせません。どんなに素晴らしいお店でも、その存在を知ってもらわなければお客様は増えません。広告を出すにはまとまったお金が必要になるので、費用対効果を考えて、効率よく宣伝効果を上げられる方法を見つけてください。

3-6事務用品やその他の雑費

印鑑、ゴム印、伝票、用紙、ペン、封筒などの事務用品はもちろん、お茶やトイレットペーパー、ティッシュ、タオル、ブランケット、洗剤、ごみ袋、オイル、クリームなどの消耗品も必要になります。一つ一つは微々たる金額でも、まとまると意外と高額になる場合もあるので気をつけてください。

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決めておくべきこと

開業するにあたっては、店舗以外にも決めておくべきことがあります。しっかりとした経営戦略できているかどうかが、その後の成否を決めるポイントになります。

4-1屋号

開業届を提出する際には、屋号を決めなければいけません。屋号は会社の顔なので、愛着があって親しみの持てる名前にしましょう。また、ホームページを開設することを考えて、ドメインが取れるかどうかを考慮する必要もあるかもしれません。

4-2イメージコンセプト

お客様のターゲットをどこにするかを意識してイメージコンセプトを決めることが成功のカギです。販促デザインのツールやサロンの内装に至るまで一貫したイメージを打ち出すことで、サロンの特徴を覚えてもらいやすく、オープンした後も印象に残りやすいサロンとなります。

4-3料金設定やメニュー内容

どんな客層を対象とするかを絞り込むことで、料金設定やメニュー内容が自然と決まってきます。しっかりとしたマーケティングリサーチを行い、適正な料金やメニューを用意することで、売り上げ増につなげることができます。

4-4従業員の制服、お客様のウェア

従業員の制服はサロンのイメージを表現するのに重要なアイテムです。コンセプトに合わせたデザインを選ぶとともに、施術しやすいような動きやすい制服を選びましょう。なお、お客様のウェアは、施術時にリラックスしてもらえるような素材や色が好ましいです。

4-5HP、宣伝など

雑誌広告やポスター、ポスター、DM、ホームページなど、それぞれの集客方法には一長一短があります。どんなに素晴らしい技術やサービスも人に知ってもらわなければ、ビジネスとしては成り立ちませんので、それぞれの特徴を理解して、効率的に宣伝効果が出せるようにしましょう。

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タイ古式マッサージの開業についてまとめ

タイ古式マッサージはお客様の満足度も高く、施術者の負担も少ないので、リラクゼーションのお店には最適です。質の高いサービスを提供すれば、多くのお客様に愛され長く続けられるはずです。マッサージやリラクゼーションのお店を開業したいのなら、ぜひタイ古式マッサージを選んでください。

日本メディカル心理セラピー協会編集部
心理カウンセラーやカラーセラピーやカウンセリング、整体、リンパケアセラピスト、占い等多岐に渡る資格を認定する日本メディカル心理セラピー協会編集部が運営するコラムです。仕事やプライベートでも役立つ資格が取得できます。ライフスタイルに合わせて柔軟に学べる点が魅力です。
日本メディカル心理セラピー協会

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