
多くの場合、足つぼのマッサージをすると痛みを感じる人が多いはずです。
それは、足裏にある反射区が反応を示し、そのつぼと通じている内臓器官が疲労しているか、悪い症状を出し始めていることを教えてくれるシグナルと思えばよいでしょう。
痛みを感じる足つぼの場所を押すことによって効果的であることは、なんとなく理解しているものの、さらに深い知識があればその後の体調管理に役立ちます。
本記事では、足つぼの痛い場所からわかる事情、おもな不調の種類などを解説します。
また、足つぼのセルフマッサージをおこなう際の注意点も紹介する内容です。
足つぼのセルフマッサージを本格的にやってみたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
足つぼマッサージをサロンなどで受けた時や、足つぼ専用グッズを使用した場合に、激しい痛みを感じてしまうことはありませんか。
足裏の特定の位置に激痛を感じる場所には、そのつぼにつながっている内臓器官に何らかの症状があるかもしれません。
ここでは、足つぼマッサージで痛い場所からわかることを解説します。
足つぼに痛みを感じる場合、おそらくそのつぼと通じている内蔵器官の不調が考えられるでしょう。
足つぼ各位は、体の臓器や器官とつながっていることが分かっています。
各臓器・器官の状況を把握することもできれば、活性化を働きかけることも可能だとされ、とくに東洋医学の世界では、約2000年以上前から確立されてきました。
順調であればつぼを押した際の痛みはそれほど感じませんが、不調がある場合は激痛が走るくらい強烈です。
例えば、足の人差し指と中指の付け根が痛いのであれば目に不調が起きている可能性があります。
足つぼ全体をセルフマッサージをして痛みを感じる場所があれば、その箇所と関係する臓器・器官がどこかを確認し、不調かどうかを確かめる必要があります。
足つぼの痛い箇所と通じている内臓器官に、疲労が溜まっていることも考えられるでしょう。
足つぼの痛みが、必ずしも大きな病気を意味するわけではありません。
足つぼは反射区とも呼ばれ、臓器や器官に疲れがあると、指圧に対して痛みで反応する特徴があります。
仮に、不規則な生活、寝不足が続いていると、足の親指野壺を刺激すると激痛が走ることが考えられるでしょう。
頭がさえないことやボーっとすることがあります。
そのような状況なら黄色信号と思い、疲労回復に努めるとよいでしょう。
足つぼの一般的イメージは、ゴリゴリした箇所をグイグイと指圧して刺激するマッサージではないでしょうか。
そのような方法で施術する、台湾式リフレクソロジーなどの手技があるのも事実です。
ただし、痛いほど押すから効き目があるといった考えは間違っています。
その前に、どうして足つぼを押すと痛みが生じるのか、その理由について解説しましょう。
先述にもあるように、最も多くの場合が足裏のツボの箇所と関連した内臓器官に疾患が隠れている可能性についてです。
足つぼマッサージとは、反射区を示した図を基準にして刺激を与えます。
足裏全体をまんべんなくマッサージすると、数カ所は痛みが走ることのほうが多いのです。
その箇所を重点的に適度な強さで指圧すると、衰弱している機能を回復させる効果も期待できるでしょう。
基本的には足裏のつぼは反射区とも呼ばれています。
足裏全面と臓器の位置が縮小して当てはまり、反射区はまるでマップ状に細かく分布されているのです。
西洋医学でも、外来診療を受けた場合に、舌や顔をチェックして、形や色などを診断すると思われます。
同じように、東洋医学において歴史が深く発展した経絡の考えは、足裏の反射区にも現れるものと考えればよいでしょう。
しかも、刺激すると激痛になるほどわかりやすくでてきます。
単に足裏自体の疲労や腱膜が傷んでいる可能性もあります。
一般的に人体の足は、25個以上の骨・筋肉・腱・靱帯で構成された複雑な構造です。
指先など末端にいけばいくほど神経も敏感で、ちょっとの接触でも痛みを感じやすくなっています。
血流や老廃物が滞りやすいため、疲れがあれば肩こりと似たように内側から痛みを感じやすくなるのです。
足裏には多くの反射区(つぼ)があります。
それぞれのつぼが全身の各臓器や器官と関連し反映されていると東洋医学上では考えられてきました。
そのため、特定の足つぼを押して激痛が走る場合、その場所とつながった臓器・器官にも何かしらの反応や兆候があるとされています。
足裏のどのつぼがどこの内臓器官と繋がっているのかは、「足つぼマップ」などを参考にするとわかるでしょう。
足つぼマップはネット上で検索すればでてくるので、その図と見比べてどの部分が痛いのか、どの臓器・器官が不調なのかを確認してみることができます。
では、足つぼの各箇所によるおもな不調について解説しましょう。
足の親指の中央付近を指圧して激痛がある場合、脳や頭の疲労や症状が考えられます。
両足の親指の腹全体は頭や脳と関与し、この部分に違和感があれば頭痛などを抱えていることが少なくありません。
そのため、頭痛・頭が重いときは、両足の親指の腹全体を揉んでみると頭痛が緩和する可能性があります。
また、ストレスによる疲労や考えごとをしすぎた場合も、両足の親指全体を押すと頭がすっきりするでしょう。
足の人差し指と中指の間、付け根くらいを押して痛い場合は、眼精疲労が考えられます。
ここのつぼは右足だと左目、左足が右目につながっているとされ、目が疲れていると感じた時に反射区として反応する箇所です。
この周辺を少し強く押してみれば、疲れ目を緩和する効果が期待できます。
足の指の先のすべては、副鼻腔につながっているとされています。
もし足指の先端が痛いようなら、服鼻腔や鼻に問題があるかもしれません。
アレルギー性鼻炎・蓄膿症、副鼻腔炎(鼻風邪)などの症状を抱えている人は、すべての足の指先に痛みがあるでしょう。
習慣としてセルフマッサージをするようおすすめします。
土踏まずの上部分が痛いとしたら、肺・気管支が不調かもしれません。
もし息苦しさや呼吸の浅さを感じているのなら、この周辺をマッサージすることで状態を改善できる可能性があります。
ちょうど土踏まずの真ん中より内側の周辺は、胃につながっている反射区に該当します。
そこを押して激痛があるようなら、胃の調子が悪いかもしれません。
そのため、胃の調子が悪いと感じたら、土踏まず周辺をよくマッサージしてみましょう。
胃の痛みなどの緩和になる可能性があります。
土踏まずのかかと寄りにあたる下部分が痛いようなら、腸が悪い可能性が考えられるでしょう。
例えば便秘気味という場合などです。
同じく、この周辺をマッサージしていくと整腸作用になり、お通じの状態が改善する効果が期待できるでしょう。
左足裏の中心から薬指方面のつぼが痛い場合、心臓に不調がある疑いも考えられるでしょう。
まず、この周辺のつぼを習慣的に指圧しながら、心臓の働きの活性化を試みてみましょう。
高血圧やすでに心臓疾患を抱えている場合は、担当医に相談してから判断することです。
土踏まずの内側周辺に痛みを感じる場合、膀胱に不調がある可能性があります。
例えば、尿のキレが悪いなどの自覚症状がある場合や、膀胱が痛いと感じる場合は、この周辺の反射区を意識してセルフマッサージをすると症状改善が期待できるでしょう。
かかとの全体が何となく痛いと感じる場合、女性であれば生理痛・生理不順を抱えている可能性があります。
他にも、坐骨神経痛や痔になっていることもありえるでしょう。
まんべんなくセルフマッサージして症状緩和に努めてみましょう。
ただし、この部分は足底腱膜炎の痛みとも被る場所なので、そのような状態でマッサージをすると、かえって悪化する恐れがあります。
あまりにも痛みが長引いて酷い場合は、専門医に診てもらうことです。
足指の付け根全体が押すと痛い場合、自律神経の乱れがあるかもしれません。
普段からストレスがたまっているような状態を感じていれば、足指の付け根のあたりをまんべんなく押してみてください。
できるだけ普段から足の親指全体をマッサージする意識をしていけば、精神的ストレス緩和の効果が期待できます。
足の裏だけではなく足の甲にも反射区があります。
足の甲のつぼは、むくみ、冷え性、首・肩のこりに関係がある箇所です。
足の甲全体をまんべんなくセルフマッサージしてみると、リンパの流れが整って老廃物が体の外へ出やすくなります。
体調も優れてきてやる気が湧くことや、リラクゼーション効果が期待できるでしょう。
足つぼのマッサージを続けることで体調に変化があって、次第に改善していくことが考えられます。
では、具体的にどのような効果が期待できるのでしょうか。
ここでは、足つぼのセルフマッサージで期待できる効果について解説します。
足裏のつぼをマッサージすると、筋肉の張りや疲労を改善してリラックス効果が期待できます。
足裏の筋肉は短母趾屈筋・短小趾屈筋・母趾外転筋・小趾外転勤・足底方形筋・中様筋などで複雑に構成されていて、これらは足底筋群という総称です。
足底筋群全体をマッサージすること自体が筋肉緊張を和らげ、すねやふくらはぎの張りや痛み、疲労感も改善できるでしょう。
そのため、リラックスした状態に誘ってくれます。
足つぼのセルフマッサージでの血行促進によって、冷え性やむくみ改善が考えられます。
人体には常に重力がかかっているため、血液などの体液は下に流れていく傾向です。
足裏こそ心臓から最も遠い位置にあたり、体液が溜まりやすくなります。
むくみの原因などは、このような流れの淀みによることが考えられるでしょう。
足裏マッサージを定期的におこなうと、血流量が増えて心臓方面へ戻りやすくなります。
むくみや冷え性の改善に効果が期待できるでしょう。
足つぼのセルフマッサージによって、各内蔵器官の活性化がみられるでしょう。
足裏の全体には反射区があります。
反射区は、内臓につながる神経が集中した箇所です。
反射区をマッサージで刺激すると、刺激された部分のつぼと連動した各種内臓が活性化されることが、東洋医学の長い歴史でも伝えられてきました。
この反射区のマッサージは、リフレクソロジーとも呼ばれています。
もし日常で体調不良を感じたら、まずは足裏に意識を向けてマッサージを試みてみましょう。
足つぼマッサージは、脳に対しても影響を及ぼします。
認知症患者への足裏マッサージを試みたケースでは、脳への血液量や脳波に変化が生じたとされ、リラックス状態に誘ったという報告があるほどです。
身体の疲れだけでなく、脳の疲れの軽減に効果が期待されています。
日ごろから歩くことを意識して習慣化していけば、指先から足首まで柔軟に動き正常に働いてくれます。
ところが現代社会では、足への動きについて無頓着になりつつあり、終日座りっぱなしの状態、もしくは過剰に使いすぎた状態に陥りがちです。
すると、足裏に反応がでてきます。
つぼを押すとゴリゴリとした違和感があるでしょう。
そこで、セルフマッサージをして違和感の解消をおすすめします。
ここでは、足つぼのゴリゴリ感を確認しながらのマッサージの基本を解説しましょう。
まずは足裏にある違和感を探してみましょう。
かかと中央に親指の腹を当てて、足指に向かいながらゆっくりと押し進めます。
硬い箇所や気持ちの良い箇所、角質、凝りのある箇所などをチェックしよう。
触ってみて違和感があれば、そこに関連した内臓器官の機能低下も考えられます。
その箇所は念入りにマッサージする場所となるでしょう。
次に足裏全体を両手で包んで、両手の親指の腹で足裏中央から外側に向けて滑らせるように押し広げていきます。
まるで、足裏を左右に割る感覚と思えばよいでしょう。
かかと・中央・足先と3ブロックに分けて順番に広げるのがコツです。
固くなった足裏全体の緊張がほぐれていく感覚があります。
3点押しねじりは、足裏の3つのつぼを中心に押します。
足裏中央よりも前には「湧泉(ゆうせん)」というつぼがあり、ほぼ足裏中央には「足心(そくしん)」、そしてかかと中央の「失眠(しつみん)」です。
これらの各つぼへ親指でグルグルと押しねじるマッサージをします。
とても重要なつぼとされているので、念入りにもみほぐしていきましょう。
足首を回すことも忘れないようにしましょう。
足指の間に手指を挟みながら足先を包み込みます。
そのまま足首全体をゆっくり回すだけです。
左足が終わったら右足も公平に回しましょう。
硬くなった関節を柔らかくしてリンパの流れを改善するのに役立ちます。
足指全体を内側に向けて、V字を作るように折り曲げます。
中指の根元あたりに両手の親指を当てて、両手親指を中へ押しこむようにしながら足指全体がV字形になるように曲げてみましょう。
V字の形をずらすようにまんべんなくほぐしていきます。
足全体を雑巾のように絞る感覚で、手指をスライドさせます。
右足の場合、右手で足首を持ち、左手で足先を持ちながら絞るようなイメージでねじる動作です。
逆方向も同様におこないましょう。
足の甲と足裏を大きく動かし、足先全体の血行を促す効果が期待できます。
足つぼのセルフマッサージの効果をさらに引き出すためには、自分なりにコツを掴んで続けることが大切です。
ここでは、足つぼのセルフマッサージで最適な指圧をするためのコツを解説します。
足つぼ押しのセルフマッサージをおこなうタイミングとして、日常で一番リラックスしている時間帯に合わせるのがおすすめです。
例えば、入浴後、就寝前などが最適でしょう。
気になるのは、どのくらいの強さでつぼを押せばよいか、その強度です。
足つぼといえば激痛が走るほど強めに押すものというイメージが先行します。
しかしそれは、台湾式リフレクソロジーのやり方であり、必ずしも全部そうでなくてはならないわけではありません。
適度な強さは、軽い鈍痛を感じながら心地よさもある「イタ気持ちいい」程度です。
適度な強さでも、つぼの箇所によっては痛みがあるでしょう。
該当するその箇所を重点的に、程よく押せばよいのです。
あまり過剰に強く押すと、かえって足裏の筋膜を痛めてしまい逆効果になりかねません。
足つぼのセルフマッサージをした後には、水分をしっかり摂ることが大切です。
基礎代謝が高まっていくため、溜まっていた老廃物が排出しやすくなります。
摂取する際の注意点は、冷水ではなく常温水、もしくは白湯がベストです。
また、お茶や・コーヒーなどはカフェインが入っているため利尿作用や覚醒作用が強くなってしまいます。
足つぼのマッサージだけでも効果が期待できそうですが、さらに併用しておこなえば相乗効果があるとされている方法があります。
ここでは、足つぼセルフマッサージと併用していきたい健康法について解説しましょう。
健康の基本の一つ、食事にも注目していきましょう。
適切なエネルギー量と栄養バランスを考慮していく必要があります。
疲れやこり、冷えなどの不調は、血流や代謝の悪化が関係する場合がほとんどです。
まず「微量栄養素」と呼ばれるビタミンやミネラルを摂取する習慣を持つようにしましょう。
ビタミンやミネラルは微量であるために、偏食や少食などによって不足しがちです。
逆に「主要栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)」との量やバランスも考えて、血流や代謝にかかわるビタミンB1・B6・B12・Eなどの不足を補うことを考えながら摂取するようにしましょう。
もし、足つぼを押しても疲れがとれず、肩こりや腰痛が緩和されない場合、併せて市販薬を試してみてはいかがでしょうか。
選び方は、頭痛や腰痛の際に痛み止めを使うのと同じように、各種症状によって考えてみたり、血流や代謝の改善のためのビタミン剤など栄養補助食品を摂取するといった方法です。
ただし、まずは日常での食習慣の乱れ、運動不足などを改善してからの使用、持病がある場合は専門医との相談をする必要性があります。
足つぼのセルフマッサージをする際の注意点としては、いくつか考えられるものがあります。
とくに以下のような項目が考えられるでしょう。
● 過剰に強く押して刺激をしない
● 1カ所のおこなう施術は10秒程度にする
● 食後および飲酒前後では1〜2時間以上は控える
● 足裏にケガをしている場合はおこなわない
● 高血圧・糖尿病・心臓病などの疾患の際は注意する
足つぼセルフマッサージは、血行促進とデトックス、リラックス効果などが期待できます。
効果を最大限に活かすためには、力加減を適宜調整しながら、不調な部位の反射区をマッサージしましょう。
食後すぐは消化活動のために血流があるため、マッサージをしてしまうと、足裏に血の流れが使われてしまい、消化不良の原因となってしまいます。
飲酒前後は血行が促進されすぎて危険です。
足裏になにかの理由でケガをしている場合は、怪我の部分を直接刺激しないように気をつけてください。
また、高血圧・糖尿病・心臓病などの持病がある場合、血行促進の影響を逆に受けやすくなってしまい悪化する恐れも考えられます。
事前に主治医などに相談してからおこなうかどうかを判断しましょう。
足つぼは古代中国の時代より約2000年以上の歴史を持っています。
近年では、WHO(世界保健機関)もその効果や施術自体を認めるほど浸透してきました。
足裏全体に存在する反射区は、人体の各器官・内蔵ともつながっていて、健康状態が如実に現れるとされています。
もし軽い体調不良を感じているようなら、まずは足つぼのセルフマッサージをしてみましょう。
その上で経過観察してみることです。