
いつも理由もなく体がだるい、あるいは、体の不調を何となく感じるといった悩みを抱えていませんか。
もしそのような状態が気になっているようなら、足つぼマッサージをおこなってみてはいかがでしょう。
足裏には、全身のあらゆる箇所とも関連しているつぼがあることが知られています。
足つぼは反射区とも呼ばれ、適度のマッサージを続けることで、健康にも影響があるとされているのです。
そこで本記事では、足つぼのマッサージで期待できる効果や、自分で手軽にできる足つぼのセルフマッサージのやり方を解説します。
健康維持に興味があり足つぼを始めてみたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
足つぼのマッサージが必ず効果的かどうかについては、結論を先に言えば確定されてはいません。
特定の病状に効果や回復を約束できるものではなく、個人差もあるので一概には言い切れないからです。
ただし、中国などアジア圏にて古来から伝統的におこなわれてきた民間医療であり、現在も廃れることなく続いている点でいえば、何かしらの健康面での良い兆候がみられてきたことも事実と受け取ってよいでしょう。
足つぼは「反射区」でもあります。
反射区とは、足裏に存在した体内の臓器や器官とつながる経絡のことです。
よく足裏のことを「第2の心臓」とも呼び、約60〜70の反射区が点在するとされています。
反射区を押したりマッサージすると、体内の臓器や器官へ反応があることも研究され報告もされているのです。
内臓への直接的効果としての科学的証明は今でも困難ですが、内臓臓器を司る大脳皮質への反応があり、そこから内臓へと司令が伝わって活発になることが判明してきました。
足つぼの施術を1度でも受けたことがある人はご存知でしょうけど、けっこう痛いというイメージがあります。
他の部位のマッサージと比較して、なぜ足裏は痛みを感じやすいのでしょうか。
本来、人も動物と同じ裸足で凸凹道なども歩いていた時代もあって、足裏への刺激には慣れていました。
ところが徐々に履きものを考案し利用するにつれ、また平坦な道を歩く生活へのシフトも進んで、足裏へ極端な刺激を受けることがなくなってきたのです。
現代人は、足裏への刺激に慣れていないため、痛みを感じやすくなったとされています。
また、体のどこかに不調や疲労がある場合、その箇所に対応する足つぼの反射区を刺激すれば、強い痛みとして反応します。
ゴリゴリとした違和感もあることでしょう。
しっかり足裏をもみほぐしてゴリゴリ感などが軽減されれば、痛みも緩和されて感じなくなります。
足つぼマッサージを継続させることで、おもに5つの効果が期待できるとされています。
ここでは、足つぼへのアプローチによって期待できる効果について解説していきましょう。以下の5つが該当します。
● 体調不良解消
● 血行促進・デトックス
● リラックス効果
● 姿勢改善
● 自然治癒力向上
足つぼマッサージは、体調不良の解消に効果が期待できます。
足つぼと各臓器や器官はつながっていると考えられ、適宜刺激を与えると反応を示し不調の解消に役立つとされてきました。
押す箇所によって効き目のある臓器などは異なり、土踏まず周辺のつぼであれば胃や腸に働きかけたり、親指であれば脳というように区分されています。
さまざまなつぼが両足裏に点在するので、不調と感じる部位に合わせてマッサージをするとよいでしょう。
足つぼマッサージによって、血行促進やデトックス効果が期待できるでしょう。
足裏の反射区から血行が良くなり、その部位に反応を示す過程で、冷え性・むくみ・だるさ・疲労などにも良い兆候がみられるのです。
血行がよくなれば代謝も改善されます。
体内に自然と溜まった老廃物の排出が促され、デトックス効果も期待できるでしょう。
足つぼマッサージをおこなうと、リラックス効果が得られます。
体の不調が長引くと、心も不調になってしまうものです。
何をやっても打ち込めず気持ちに余裕がないため、集中力がなくなり疲れやすくなります。
そのような落ち込んだ状態の時に足つぼマッサージをすると、臓器の不調や血行に働きかけて症状緩和が見られるため、精神的にリラックスできるでしょう。
しかも気軽におこなえるのでデスクワークの合間などにセルフマッサージをすれば、徐々に気分も落ち着いてリラックス効果が期待できます。
足つぼマッサージをおこなえば、姿勢改善にもつながるでしょう。
姿勢を整える土台は、体の筋肉および足裏の土踏まずからだとされています。
もし足裏がむくんでいた場合、土踏まずのしぜんなアーチが崩れて姿勢にも影響が出やすいからです。
足つぼマッサージによって血行促進がされて、むくみ解消を期待できます。
やがて姿勢改善にもつながるでしょう。
習慣としてトレーニングやストレッチなどおこなっているのなら、併せて足つぼのセルフマッサージも始めることをおすすめします。
足つぼマッサージは、自然治癒力を高めることに貢献できます。
人間に自然治癒力が備わっていることはよく知られたことです。
不調やストレス、疲れなどで弱まっている心身に対して、自力で元に戻ろうとする回復力や免疫力があります。
足つぼマッサージの特徴は、自律神経にポジティブな影響を与えることも含まれ、体の働きを調整できます。
反射区に合わせてマッサージをしていくことで、自然治癒力が高まって病状回復が期待できるでしょう。
日々の忙しさなどでストレスや疲れが自然と溜まり、自然治癒力も低下しがちです。
そこで足つぼへの刺激を与えることで、自律神経を整え心身のリラックスを促します。
しかもセルフでもできるのが足つぼマッサージのメリットです。
セルフマッサージをおこなう際には、大きく2つの方法があります。
ここでは、足つぼのセルフマッサージをする基本的方法について解説しましょう。
足つぼのセルフマッサージをする際、基本となる方法が親指の腹を使う指圧です。
息をゆっくり吐きながら、親指の腹で5秒程度押すだけなので、比較的誰でも簡単にできるでしょう。
押した箇所に固くてゴリゴリしたものがあれば、適度にほぐれることを意識して何セットか続けていきます。
足裏の押す場所などの決め方や知識は、反射区ゾーンの図などを参考にしてみることです。
書籍やネット上でも学ぶことができます。
自分の指で押す方法は基本ですが、意外と力も必要となり条件によってはやりづらさを感じる人もいます。
そこでおすすめなセルフマッサージ法として、道具を使用して押す方法もあります。
足つぼに関するグッズは市販されていて、木製マッサージ棒やツボ押しグッズなど好みで選べるでしょう。
親指などで押すよりも少ない力でマッサージができます。
また、グッズがない場合は、芯を引っ込めたボールペン、床においたゴルフボール・テニスボールなどを活用してもよいでしょう。
とくにゴルフボールやテニスボールは、自分の体重(自重)によって足つぼが押せるので、一切余計な力が要りません。
足つぼマッサージの施術をするのであれば、できるだけ効果を高めるための工夫をしたいものです。
実際に、足つぼマッサージの効果を高めるためのポイントはいくつかあります。
ここでは、効果を高めるためのポイントを5つ解説していきましょう。
以下の5つのポイントです。
● 入浴後や睡眠前に施術する
● ハンドクリームなどを使う
● アロマオイルを効果的に使う
● 手を温めておいてから施術する
● 施術後は水分補給を必ずする
足つぼマッサージをおこなう際は、入浴後や睡眠前の時間帯がおすすめです。
足つぼマッサージは副交感神経が優位になる効果が期待できるため、マッサージ後に眠りにつきやすくなります。
足つぼマッサージによって血行も高まって、手足の冷えが改善されていくことも理由です。
よりリラックス効果を高めたいというのであれば、マッサージする時間帯は入浴後、睡眠前などを中心におこなってみましょう。
足つぼマッサージをする前に、必ずハンドクリームなどを塗って滑りをよくしておきましょう。。
ハンドクリームなどを足裏に塗っておくことで、手のすべりがよくなって摩擦がなくなりつぼを刺激しやすくなるからです。
ハンドクリームでなくても、ボディオイルなど、体の表面に塗って潤いを与え滑りやすい成分であれば何でも構いません。
要は、足裏全体が滑らかな状態でスムーズに運指ができるようになればいいのです。
ハンドクリームとは別に、アロマオイルの使用もおすすめできます。
元々アロマにはリラックス効果を高めるなどの成分があり、香料として利用されてきました。
香りを嗅ぐだけで身体の緊張をほぐすことや、ストレス軽減に効果が期待できます。
しかも種類が豊富なので、好きなタイプの香りをチョイスできる特徴があります。
グレープフルーツの香りであれば自律神経の乱れを改善し、ラベンダーの香りは頭痛や肩こりの緩和に役立つでしょう。
実際の施術ではハンドクリームやボディオイルを使いつつ、周囲の環境の相乗効果として好きなアロマオイルを合わせて使ってみることをおすすめします。
足つぼマッサージをする前には、手を温めておくことが効果的です。
温めた手でマッサージをするので、血行促進や心身リラックス効果などに期待できます。
手を温める際の目安は、42〜43℃くらいがよいでしょう。
方法としてはいろいろありますが、42〜43℃のお湯に約10分くらい手を浸けて温めるのがポピュラーです。
他にも、使い捨てカイロなども利用して温めてマッサージをしてみましょう。
足つぼマッサージをおこなった後には水分補給も忘れずにしておきましょう。
水分補給は、足つぼマッサージ後の血液やリンパの流れによって、デトックス効果を促してくれることが期待できます。
その際に飲むのは普通のミネラルウォーターが理想的です。
温度も冷やしたものではなく常温に近い状態がよいでしょう。
あるいは、ぬるめの白湯もおすすめです。
白湯は身体によい影響があることが分かっています。
足つぼのセルフマッサージをする際には、注意点がいくつかあります。
どのようなことに注意を払うべきか解説していきましょう。
おもに以下の内容です。
● 強く押しすぎない
● 妊娠中は避ける
● 食後すぐにはやらない
足つぼセルフマッサージでは、足のつぼを強く押しすぎるのは危険です。
東洋式の足裏リフレクソロジーのほとんどは、強い刺激を与える印象があり、つい力を入れすぎてしまう傾向があります。
専門家ではない限りNGだと思ったほうがよいでしょう。
極端に強く押しすぎると神経が過敏になります。
かえって、痛みがでてしまう恐れがあるからです。
また、回数が多すぎてしまうのもよくありません。
足のつぼ押しそのものは、一日1〜2回を基準に、痛気持ちいい程度の強さでおこなうようにしましょう。
女性の場合に限りますが、妊娠中の足つぼマッサージは控えましょう。
足つぼマッサージ自体が、女性ホルモンの乱れ改善に効果が期待できます。
しかし、妊娠中の身体はデリケートであるため、つぼへの刺激が身体に悪影響をおよぼす可能性があるからです。
また、心臓病、糖尿病の人も注意したほうがよいでしょう。
血行促進によってかえって不調が起こる可能性があるためです。
もし、持病がある場合、主治医などに相談してから判断するようにしましょう。
足つぼのセルフマッサージは、飲食直後にはやらないようにしましょう。
食事をすると消化のために、胃や腸などへ血流が集中するような機能になっています。
その状態で足つぼマッサージをしてしまうと、血流が散漫となってしまい消化不良など悪影響をおよぼす恐れがあるからです。
また、飲酒後も同様で、足つぼマッサージによってアルコールの回りが早くなる恐れがあります。
かえって不調につながる危険性があるので、タイミングには注意しましょう。
足つぼマッサージをおこなう基準は、飲食前後1時間以上経過していることがポイントです。
足つぼマッサージは、比較的誰でも簡単に施術できるので、日常生活の中に習慣として取り入れることをおすすめします。
しかし、足裏には反射区と呼ばれる経絡が多く集中し、人体の各器官・内蔵とも関与していることが知られているので、施術の方法や概念をしっかり理解しておくことが重要です。
足つぼマッサージは、正しい知識と技術を認識し、安全な状態でおこないましょう。
そのため、足つぼとも関係が深い各種資格に注目することをおすすめします。
資格取得を目指して勉強を重ねることで正しい知識が得られ、その道の専門家という未来も開かれるでしょう。
ここでは、足つぼマッサージに関するおすすめな資格を紹介します。
● リフレクソロジーjp®資格認定試験
● リンパケアセラピスト資格認定試験
● つぼ押し士資格検定試験
● 歩き方インストラクター資格検定試験
● つぼトレーナー資格検定
リフレクソロジーjp®資格とは、東洋医学に基づいたリフレクソロジー全般の概要、および各国の健康法についての知識が学べる民間資格です。
気血水と弁証論治、未病、経路、正気、邪気といった東洋医学状の概論に触れつつ、台湾・中国・日本・タイ・インドなどアジア圏の健康法の紹介、リフレクソロジーの歴史、陰陽平衡理論、リフレクソロジーによる効果、英国式リフレクソロジーと台湾式リフレクソロジーの相違点、反射ゾーンへの正しい知識など、リフレクソロジーについての幅広い概念と実践方法や知識をマスターできます。
資格を取得した後は、正しい施術の実践や講師活動なども可能です。
リンパケアセラピスト資格とは、身体のリンパに関する知識を中心に、健康や美容の分野で技術を証明できる資格です。
リンパは、体内の老廃物や余分な水分を排出する役目があり、滞りだすとむくみや免疫力低下などの原因となってしまいます。
そのため、リンパケアセラピストとして、リンパに関する専門的知識や実践上の技術を学び、症状緩和や病状改善のためのマッサージができるようになる資格です。
資格を取得したら、リンパケアセラピストとして幅広く活躍できます。
つぼ押し士資格検定とは、人間の身体に張り巡らされているつぼに関する正しい位置・効能・経絡などについて確かな知識を認定する民間資格です。
不調や悩みを抱えた人に対して、的確につぼ押しの施術ができる知識・技術を証明します。
資格取得後には、自宅や施術院などで業務として就くことや、講演活動など幅広く活動ができるでしょう。
歩き方インストラクター資格検定とは、普段のウォーキングに着目し、より健康面などに効果な方法論が身につく資格試験です。
ウォーキング時に実践できる正しいノウハウを認定します。
ウォーキングのフォーム、個人別の歩き方、ペースの設定、コースの提案など、足に関連する技能を身につける資格です。
足裏のつぼとウォーキングの専門的知識で、相乗効果が期待できるでしょう。
つぼトレーナー資格検定は、人体のつぼ全般について東洋医学の考えを基にした概念を認定します。
経絡・経穴などについての正しい追求、つぼの位置、押し方、効能などに知識を持った人物を認定する資格です。
身体の不調や悩みについて的確なつぼ押しが実践できる知識と技術が学べます。
資格を取得した後には、健康・美容関係の業務にて活かすことができるでしょう。
つぼに関する概念は古代中国の時代より存在し、約2000年以上の歴史を積み重ねて治療が確立されてきました。
その効果については、WHO(世界保健機関)も認めるほどです。
足裏のマッサージもその一部で、人体のほとんどの器官・内蔵に影響があることも分かってきました。
もし現在疲れがたまっていながらなかなか休めない状態である、あるいは調子が悪いのに病院にもいけないという人は、まず足つぼマッサージによるセルフケアを試してみてはいかがでしょうか。
自宅、オフィス問わず気軽にできて、効果も期待できるかもしれません。